2019.07.11
「市民健康講座」を7月20日(土)13時30分から、清水ふれあいホール(清水区役所)で開催します。 今回のテーマは『心不全患者への清水地区の取り組み』です。 現在、日本の高齢化が進み、心不全患 ... 続きを読む
2018.11.10
呼吸器内科 森 和貴 先月17日に早くも静岡市内でインフルエンザによる学級閉鎖が報道されました。例年11月頃から翌年春にかけてインフルエンザの流行が起こりますが、今年も既に流行が始まった可能性があります。 インフルエ ... 続きを読む
2018.08.01
梅雨明けからすっかり暑くなりました。夏の行楽と言えばやはりバーベキューですね。しかし、毎年この時期になると、バーベキューの後に追おう吐、下痢を発症して受診される方が多くいらっしゃいます。 生の牛肉や鶏肉には、カンピロ ... 続きを読む
2018.05.01
腎臓は背中側の腰のあたりに2個あり、こぶし大のソラマメのような形をした臓器です。人層の働きは主に尿を作ることですが、他にも身体のバランスを整えるための大切な役割を担っています。 腎臓の働きが徐々に悪くなった状態を「慢 ... 続きを読む
2018.04.01
妊娠・出産では多くの方が元気な赤ちゃんに出会うことができます。しかし、稀に大出血、緊急帝王切開など、突然危険な状況となる場合もあります。当院は総合病院として、小児科・麻酔科・内科・外科などの医師と連携しながら、妊娠、分 ... 続きを読む
2018.03.01
高齢化が進む現代社会において、これからは病気と共存しながらQOLの維持向上を目指す医療になります。そのために、静岡市でも地域包括ケアシステムの構築を進めています。 当院も地域医療支援病院として、地域医療の介護の関係機 ... 続きを読む
2017.12.01
私は、平成28年1月に「がん薬物療法認定薬剤師」の資格を取得し、主に外来でがん化学療法(抗がん剤治療)を受けられる患者さんのために活動しています。また、入院患者さんに対してもがん化学療法に関する説明等を積極的に行ってい ... 続きを読む
2017.08.05
清水病院では今年の7月より、「脳血管内治療外来」を開設しました。 頭の病気は、頭を切る手術(開頭手術)が唯一の治療方法でしたが、最近はカテーテルを利用した手術(血管内手術)も盛んに行われています。足や手の血管から入れ ... 続きを読む
2017.06.27
脳卒中により身体機能障害が残った際には、患者さんは多かれ少なかれ抑うつ的な気分になります。この状態が遷延して、リハビリテーションや社会復帰に障害を及ぼすようになると重要な問題です。 脳卒中後のうつ状態の頻度(罹患率) ... 続きを読む
2017.04.29
へバーデン結節は指先から1番目の関節(DIP関節)に起こる変形性関節症の一つです。人差し指から小指まで、全ての第1関節で症状がでることがあり、痛みや腫れで物をつまんだり、手を強く握ることが難しくなります。また第1関節の ... 続きを読む
2017.04.08
安心・安全な医療を提供するために、静岡市立清水病院では診療科や部門を超えた院内連携を進め、地域や医療機関との包括的連携の強化を図っています。そのなかで4月1日から「呼吸器センター」が開設されました。診療科の枠を超え、専門 ... 続きを読む
2017.03.04
皆さんのなかで「おたふくかぜ」という病気を知らない方はいないでしょう。「こどもの病気」「一度感染して免疫をつけてしまえばよい」といった認識の方もいるかと思います。確かに、おおごとにならずに済むことが一般的ですが、意外な ... 続きを読む
2017.02.04
MRI検査を受けたことがありますか。MRIはCTと並び、広い分野で利用されている需要な画像診断装置です。しかし、経験された方は、「大きくて威圧感がありこわい」「狭くて窮屈」「音が大きい」など、あまり良い印象を持たれなか ... 続きを読む
2016.12.03
風邪というのは医学的には急性上気道炎と呼ばれており、原因はライノウイルス、コロナウイルスといったウイルスが喉に付着することで感染し、発熱、鼻水、咳などが出現します。 抗菌薬(抗生物質)には抗菌作用を持つ物質が含まれて ... 続きを読む
2016.11.05
最新のがん統計によると、2012年の大腸がん罹患数(新たにがんと診断されること)は男性約7.7万人、女性5.7万人であり、男女ともに2番目に多いがんとなっています。 大腸がんのリスクを上げることが確実なものとして、赤身 ... 続きを読む
2016.10.08
10月1日、静岡市立清水病院に「認知症疾患医療センター」を開設しました。 戦後70年間の日本の急速な少子高齢化は、「人類が未だかつて経験したことのないこと」であり、深刻な社会現象であるとともに、将来、全人類が必ず直面す ... 続きを読む
2016.08.06
一日中涙があふれてしまう症状の方がいます。原因の一つは目頭から鼻に抜ける排水路が詰まることでおきる、「鼻涙管閉塞症」です。排水路が詰まることで涙が排出できず、目の縁から絶えず涙があふれ出してしまいます。また、感染を起こ ... 続きを読む
2016.04.01
最近、「口が渇く」「目が乾く」「疲れやすい」などといった症状を自覚される方はいらっしゃいませんか。あなたが女性であれば、シェーグレン症候群の可能性があります。 シェーグレン症候群は本来、体内に侵入してきた細菌やウイルス ... 続きを読む
2016.03.01
静岡市立清水病院の集中治療室は平成27年4月より稼働し、早いものでもう1年が過ぎようとしています。「集中治療室」と聞くと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?心電図や複数の点滴、鼻や排尿用のチューブ、その他多くの医療 ... 続きを読む
2016.01.26
11月に開催して市民の皆様に好評を頂いた「市民健康講座」を2月20日(土)13時30分から、清水ふれあいホール(清水区役所)で開催します。 今回のテーマは、「頻度の高い整形外科の病気」についてです。 超高齢化社会とな ... 続きを読む
2015.10.24
「市民健康講座」を11月7日(土)13時30分から、清水ふれあいホール(清水区役所)で開催します。 今回のテーマは「地域で取り組む災害医療」です。 災害が発生すると多数の負傷者を同時かつ速やかに診療・治療しなくては ... 続きを読む
2015.09.15
現在、日本でC型肝炎ウィルスに感染している方は、約150~200万人います。感染すると肝臓でウィルスが炎症を起こし、慢性肝炎になり肝硬変や肝臓癌を発症します。肝臓癌による死亡者は、年間約3万人以上おり、70~80%はC ... 続きを読む
2015.06.19
「市民健康講座」を7月25日(土)13時30分から、清水ふれあいホール(清水区役所)で開催します。 今回のテーマは「認知症」。認知症高齢者は全国で約462万人(2012年現在)いるとされ、厚生労働省の推計では2025年 ... 続きを読む
2015.06.06
肺炎は日本人の死因の第3位で、死亡者の約95%が65歳以上です。肺炎の原因となる細菌やウィルスは日常生活の場に存在し、からだの抵抗力が弱まったときなどに肺に入り感染し、肺が炎症を起こします。これが「肺炎」です。 肺炎 ... 続きを読む
2015.04.24
医療技術部長 藤田雄一 日本人の血液型はO型31%・A型38%・B型22%・AB型9%と適度な比率ですが、アメリカではO型45%・A型41%・B型10%・AB型4%、ノルウェーではO型39%・A型49%・B型8%・AB ... 続きを読む
2015.03.10
おしっこの回数は1日に7~8回が平均といわれていますが、環境や体調、飲み物の種類・量などによって大いに影響をうけます。また出すものは起きている間に出し、夜寝ている間は腎臓も尿を作るのをお休みして、起きなくてすむように身 ... 続きを読む
2015.02.21
医療情報をわかりやすく提供し、市民の皆様の健康増進、疾病予防に役立てていただくため、「市民健康講座」を開催します。 今回は3月14日(土)14時から、清水ふれあいホール(清水区役所3階 旧議場)で開催し、テーマは「大腸 ... 続きを読む
2015.01.24
当院の回復期リハビリテーション病棟は、平成12年度に世界的にもユニークな医療制度として誕生した病棟です。脳卒中や大腿骨頚部骨折の患者様に対して、食事・トイレ・着替え・入浴などの日常生活に必要な動作を向上させ、住み慣れた ... 続きを読む
2014.12.08
今年は静岡県でもO-157による食中毒が大きな話題になり、感染症について身近に感じる事も多かったと思います。 これから寒くなると流行するのが、ノロウィルスによる胃腸炎やインフルエンザです。日常生活を送る上で、どのように ... 続きを読む
2014.09.12
皆さんは、今までに転倒、または転倒しそうになったことはありませんか?段差でのつまづき、振り返りバランスを崩してしまったなど家の中でも多くの原因があります。転倒しないためにも軽い運動を取り入れていきましょう。 注意する ... 続きを読む
2014.08.29
現在の「紙」の母子健康手帳がなくなるかもしれないというお話です。 東日本大震災では、多くの大切なものが津波によって流されてしまいました。母子健康手帳も例外ではありませんでした。そのため、現地の小児科医は、震災後、あら ... 続きを読む
2014.06.26
昨年秋に清水病院に漢方外来が開設されました。静岡市内の公的病院で漢方外来があるのは、現時点では当院だけです。 現代医療のなかで漢方が使われるのは、主には次のようなケースです。 ①現代医学ではっきりした診断がつかない場合 ... 続きを読む
2014.06.06
当院では、尋常性乾癬や尋常性白斑、掌蹠膿疱症、円形脱毛症、結節性痒疹、アトピー性皮膚炎などの難治性の皮膚疾患に対して紫外線を照射する光線治療を行っています。 紫外線は波長の長い順にUVA、UVB、UVCに分けられますが ... 続きを読む
2014.04.25
長年、膝関節の痛みのために、湿布・痛み止めなどの内服・リハビリ・ヒアルロン酸注射を強いられている方にとって、痛みが取れて日常生活が過ごしやすくなることは夢のまた夢です。 その様な治療が徐々に効かなくなった方には、人口膝 ... 続きを読む
2014.03.24
眼瞼下垂とは、まぶたが下がって物が見えにくくなる状態です。 生まれつき症状がある「先天性眼瞼下垂」と、年齢を重ねてから症状がでる「後天性眼瞼下垂」があります。 後天性眼瞼下垂の患者さんの多くは、加齢によりまぶたの皮膚 ... 続きを読む
2014.02.22
特発性正常圧水頭症(iNPH)とは、脳の中の脳室と呼ばれる空洞の部分(脳脊髄液が流れている部分)に脳脊髄液が溜まることにより、脳室が拡大し脳が徐々に圧迫され、 ①精神活動の低下(認知症) ②歩行障害(小刻み歩行) ③尿失 ... 続きを読む
2013.12.26
清水病院の循環器内科は、私以下3名で診療にあたっております。 私どもは神奈川県の北里大学から派遣されており、赴任して今年で7年目になります。カバーできる範囲は限られていますが、地域の皆様に貢献できるよう日々努力さ ... 続きを読む
2013.11.20
冬になると増えてくる皮膚トラブルの代表が乾燥肌です。人間の皮膚は本来、皮脂や天然保湿因子によって水分を保つ働きをもっています。しかし、高齢者やアトピー性皮膚炎の患者さんでは、この働きが弱くなり皮膚が乾燥しやすくなってい ... 続きを読む
2013.10.28
IPS細胞を使った臨床研究が初めて可能になった疾患として、加齢黄斑変性症がテレビや新聞等でも話題に挙げられることが多くなってきました。欧米では、成人の失明原因第1位で、最近、我が国でも緑内障や糖尿病網膜症についで第3位 ... 続きを読む
2013.09.28
ガン患者さんの中には抗がん剤や放射線治療を受けている方も多く、治療により唾液腺がダメージを受けることで、唾液量が低下し口腔内が乾燥、傷つきやすくなります。 お口の中がスッキリしない、痛み、喉のつかえ感は食欲の低下や食 ... 続きを読む
2013.08.03
現在、日本人の8人に1人は糖尿病またはその予備軍といわれ、日本人の国民病と言っても過言ではありません。糖尿病にかかると、男女とも10年以上寿命が短くなっており、糖尿病は老化を早め、命を縮める病気といえます。 一方、歯周病 ... 続きを読む
2013.07.06
糖尿病は、健康的な食生活(Diet)と適度な運動(MoreExercise)によって、予防や治療が可能な病気ですが、放置すると眼・腎臓・神経などに最小血管合併症を引き起こし、また脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化症も進行させ ... 続きを読む
2013.06.08
昨年の5月に沖縄県立八重山病院から静岡市市立清水病院に勤務となりました。前勤務先は、人口5万人程度の島ですが、分娩数は年間650件程と多く、輸血の備蓄量に限界があり、搬送するにも航空機やヘリコプターを使わなければならない ... 続きを読む
2013.04.13
この4月より院長に就任しました。私が清水病院に赴任したのは、旧清水市が旧静岡市と合併する直前の平成15年3月でした。その後10年間、脳神経外科科長として勤務してきました。 当院は清水区の基幹病院であると共に、災害拠点病院 ... 続きを読む
2013.03.09
貧血についてお話します。朝礼などで立ちくらんで倒れたりすると「貧血が起きた」などと言いますが、医学的には貧血ではありません。貧血とは「酸素を運搬する能力が低下した状態」のことを言います。息を吸うと肺まで酸素が入ってきます ... 続きを読む
2013.02.09
がんに対する3大治療法というと、手術療法、放射線療法、化学療法を指します。化学療法とは抗がん剤を使って治療することです。今回は、近年、手術の発達に負けず劣らず進歩している化学療法について述べます。 私たち外科では、がんの ... 続きを読む
2013.01.01
がんによる死亡者数は年間約37万人ですが、その中でも「肺がん」は最も多く7万人となっており、性別でみると、男性が5万人に対し女性が2万人と、男性が7割以上を占めています。 日本では、人口の高齢化とともに肺がんの患者数が年 ... 続きを読む
2012.11.10
皆さんが「年をとったから、持病だ」と思っている糖尿、高血圧、高脂血症の多くは糖分、塩分、脂肪の取り過ぎが原因であり、やがて、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞も生じ、生活習慣病と呼ばれています。 その症状は「肥満」として現れます ... 続きを読む
2012.10.13
一旦治った傷が、1~2ヶ月して赤く盛り上がることがあります。これは、創傷治癒(傷の治る過程)が過剰に起こっている状態で、ケロイドや肥厚性瘢痕と言われます。 赤く目立つ傷は、全てケロイド、というイメージを持たれているかもし ... 続きを読む
2012.09.15
防災について話したいと思います。 東海地震が来るといわれて40年経ちますが、皆さんは「もしも」のときに備えていますか。いつもそんなことを考えて生活していられないというのが本音でしょうか。 清水は海が近いので、地震そのもの ... 続きを読む
2012.08.04
今回、小児科領域の痙攣についてお話させていただきます。 最も多い熱性痙攣は、1歳から6歳に好発し、100人いたら7人から8人のお子さんに起こります。 大切なお子さんが白目をむいて手足をつっぱらせ、呼吸が止まり顔が真っ青に ... 続きを読む
2012.07.07
脳卒中リハビリテーション(以下、リハ)は、急性期・回復期・維持期(生活期)に分けられます。当院に回復期リハ病棟が開設されて、10年が経とうとしています。しかし、現実的には、回復期から生活期へソフトランディングさせる連携体 ... 続きを読む
2012.06.09
転んで手をついて骨折した時、ギプスで治療して治ることが殆どです。しかし、痛み等の症状が残ってしまう事が稀にあります。 原因は色々ありますが、橈骨遠位端骨折後の変形治癒の可能性があります。手首の骨である橈骨の端の部分が折れ ... 続きを読む
2012.04.28
わが国では肝臓癌による死亡者は年間約3万2千人、70~80%の方がC型肝炎ウイルスの感染が原因です。C型肝炎ウイルスは1型と2型に分類され、わが国では1型かつウイルス量の多い方が大半を占めています。これらの方々は2型に比 ... 続きを読む
2012.03.24
思春期は将来ママになれるように体をつくる大事な時期です。この時期にちゃんと月経がくることは非常に大切で、一生その恩恵を受けることになります。月経は女性ホルモンによって起こり、その分泌状態を反映しています。女性ホルモンは子 ... 続きを読む
2012.02.11
日本人女性の平均寿命は86歳を超え、未曾有の高齢化に直面しています。その結果、閉経後女性ホルモンが欠乏した状態が約35年、介護は約8年に及ぶ時代となりました。そこで、老後をできるだけ介護を必要とせず自立して生活できるため ... 続きを読む
2012.01.01
「疼痛=pain」は、誰にとっても苦しみ以外の何物でもありません。特に慢性の頭痛持ちの方にとっては大きな問題です。実際に頭痛がひどい時、あなたはどんな対応をしていますか。睡眠をとる、入浴する、指圧に行く、体操する・・・何 ... 続きを読む
2011.11.26
「入院中の病院から『○日までに退院になります』と言われた。」「病気も治っていない時からなぜ退院の話をするのだろう?」と思われたことのある方はいらっしゃると思います。 医療機関には総合病院・リハビリ専門病院・療養型病院など ... 続きを読む
2011.10.22
腎臓は血液をろ過して体液を整え、老廃物を尿として排泄する重要な働きをしています。 病気によって腎臓が障害をうけても、機能が30%以下の状態(=腎不全)になるまでは自覚症状はほとんど出現しません。これは腎臓が十分な予備能力 ... 続きを読む
2011.09.24
「おしりから出血する」という症状で肛門外来を受診する方の多くの原因が痔核(いぼ痔)です。痔核の多くは外用薬や止血剤の投与で軽快し、手術を必要としませんが、腫れ上がった痔核が脱出して押し戻さなければ戻らない場合、外用薬や止 ... 続きを読む
2011.07.23
今回は不整脈のお話をします。不整脈には放っておいて心配の要らないものから、緊急で治療を行わないと命に関わるものまで様々あります。しかし、必ずしもご自身の感じる症状と危険性は一致しませんので、医療機関できちんと診断をするこ ... 続きを読む
2011.06.25
男性のみにある前立腺は膀胱のすぐ下にあり、尿道をドーナツのように囲んでいます。大抵50歳を過ぎた頃から肥大して大きくなり、肥大した前立腺は尿道を圧迫して狭くします。 そうすると尿の勢いがなくなる、尿が細くなる、排尿に時間 ... 続きを読む
2011.04.23
本年3月11日午後に宮城県沖で起こった地震は日本史上に例を見ない災害をもたらした。マグニチュード9とされる震度ばかりでなく、所によっては20mの高さを超える大津波のため町が壊滅し、死者の数さえ震災後20日を経過しても正確 ... 続きを読む
2011.03.19
慢性硬膜下血腫というのは、脳を包んでいる硬膜と脳の表面との間に血が貯まって、脳を圧迫する病気です。通常は頭部外傷後に発症します。一般的には男性・高齢の方・多量に飲酒する方に多いと言われています。 症状としては、頭部外傷の ... 続きを読む
2011.02.19
人は年齢を重ねるに従い、物を忘れます。テレビ広告のフレーズではありませんが、認知症は病気であって、単なる物忘れとは異なります。 さらに認知症には多くの原因があります。治療で改善するものも少なくありませんので、歳のせいと諦 ... 続きを読む
2011.01.22
私は昨年4月、外科科長として清水病院に赴任しました。平成6年まで勤務していたこともあるので久々に戻ってきたことになります。そこで、清水の患者さんと接しているなかで感じていることを述べたいと思います。 それはご自分の病気や ... 続きを読む
2010.11.20
眼瞼痙攣は、眼の周りの眼輪筋というところに、自分の意志とは 関係なく力が入る病気で、中高年に好発します。 初めはまぶしさを感じたり、眼がパチパチすることから始まります。症状がひどくなると、眼が開いていられなくなり、日 ... 続きを読む
2010.10.23
女性のプライマリーケアを担う産婦人科では、心身の不調を来す未病状態の患者さんを診察する機会が多く、漢方療法が多用されています。 女性の疾患で漢方が得意とするものには「冷え性」「更年期障害」「月経前困難症」「機能性不妊症」 ... 続きを読む
2010.09.13
風邪を引くと誰でも咳が出ます。2週間もすれば、ほとんどの場合はおさまってくると思います。 でも、熱・鼻づまり・喉の痛みがおさまっても咳だけが長引くことは無いでしょうか。レントゲンで異常が無く、熱や喉の痛みが全く無いのに咳 ... 続きを読む
2010.08.07
思いがけない「不慮の」事故による重い後遺症、死亡事故は、人生を一変させてしまいます。救急医療体制があったとしてもできることは限られています。一番大事なことは、事故を未然に防ぐことだと思います。 ここ10年、年間の事故によ ... 続きを読む
2010.07.24
紫外線はシミやシワの原因となるだけではなく、皮膚がんの原因となることがあります。紫外線とは、太陽光線の中で目に見えない光線のことで、私たちは毎日気付かない間に影響を受けています。 くもりの日でも晴れの日の60%、雨の日で ... 続きを読む
2010.06.12
ひと昔前まで歯が失われると隣り合わせの歯を削りブリッジという繋げた歯を作るか、入れ歯をいれる治療が主流でした。けれど天然の歯を削ってまで噛み合わせを直したり、入れ歯の違和感が強かったりと不都合を感じられている方は沢山いら ... 続きを読む
2010.04.10
肺炎球菌の予防接種が新しく始まります。肺炎球菌は、子ども の細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、中耳炎などの主要な原因菌の一つです。世界では、重症の肺炎球菌感染症により、毎年約百万人の乳幼児が死亡しています。国内においても、肺炎 ... 続きを読む
2010.03.13
胃癌、大腸癌は日本人の癌において部位別死亡率のそれぞれ2位、3位を占める疾患です。それ故、治療方法も日々進歩を遂げています。胃癌、大腸癌の早期癌は、今や内視鏡治療が主体となり、我々外科医の手を離れつつあります。 そして外 ... 続きを読む
2010.02.06
脊髄神経は脊椎の中(脊柱管)を通って腰椎(馬尾神経)へ達 し、腰椎から枝分かれし下肢へ走行します。そのため椎間板が 突出し神経を圧迫すると腰痛だけでなく下肢痛や痺れなどが出現します。安静、内服薬などで改善しない場合、手術 ... 続きを読む
2010.01.01
緑内障というと、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか?「眼圧が高くて見えなくなる病気」ではないでしょうか? 古典的にはその通りなのですが、眼圧が正常であっても視神経が障害され、視野に異常がでる方がいます。正常眼圧緑 ... 続きを読む
2009.11.21
高齢化する社会の中で、皆さんが最も気にかけておられる症状が認知症だと思います。認知症に特効薬はなく、改善がほとんど期待できません。ただ認知症の中にも治療可能なものが含まれています。そのひとつが、歩行障害、認知機能障害、尿 ... 続きを読む
2009.10.24
リハビリテーションという言葉の意味をご存知でしょうか?この言葉は2つに分けられていて1つは「ハビリテーション」(元に戻す)、もう一つは「リ」(再び)であり、この2つを合わせて「リハビリテーション」(再び元に戻す)という直 ... 続きを読む
2009.09.12
形成外科は外傷やがん手術後の再建手術(乳がん手術後の乳房再建など)や生まれつきの頭、顔や体の病的変形を主として扱いますが、いわゆる美容関連の手術も行います。 最近話題の老人性眼瞼下垂は,加齢により瞼を持ち上げる筋肉が緩ん ... 続きを読む
2009.08.01
ヘリコバクター・ピロリは、1979年オーストラリアのウォーレンとマーシャルによって発見されました。ピロリ菌の正式名はHelicobacter pyloriといい、helicoはヘリコプターのヘリコと同じらせんを、pylo ... 続きを読む
2009.07.04
静岡市立清水病院で、ピンクのユニフォームを着た「病院ボランティア」が、総合案内所で受診のお手伝い、院内のご案内・車椅子の介助など、お世話しているのをご存知ですか。 平成14年11月にボランティア活動が始まってから7年。昨 ... 続きを読む
2009.06.06
高血圧は普段は自覚症状がないため、「何も症状がないから大丈夫」「少し高いだけだから大丈夫」と放置されがちですが、脳卒中や心筋梗塞・心不全・腎不全など生死に関わる疾患の主要な原因となる恐ろしい病気です。本邦の高血圧者の総数 ... 続きを読む
2009.05.21
2009年1月2日より本院は新コンピュータシステムを導入しました。このシステムの特徴は「電子カルテ」と「PDA」(手のひらサイズのコンピュータ)です。これまで医師と看護師は、患者さんの状態を紙のカルテに記録していました。 ... 続きを読む
2009.04.11
静岡市立清水病院は、ここ清水区宮加三に移転して今年で20年になりました。この間、人口24万人を占める旧清水市、今の清水区の皆様と共に歩んできました。近年、医療情勢はめまぐるしく変化していますが、当院では医療の質の向上や医 ... 続きを読む
2009.03.21
舌痛症とは舌に異常がないにもかかわらず、ぴりぴり・ひりひりした痛みや異常感を感じる病気で、いくつかの特徴があります。8対1の割合で女性に多く、年齢層は“がん年齢”といわれる中高年が中心です。食事中や友達とおしゃべりをして ... 続きを読む
2009.02.07
皆さんが手術を受ける時のことを考えて下さい。手や足の手術やお腹の中の手術、さらに心臓や肺の手術でも、安全に行うことができるのは、どうしてでしょう。どうして眠ったままで痛みもなく、手術を受けることができるのでしょうか。出血 ... 続きを読む
2009.01.01
関節リウマチは自己免疫疾患のひとつで、自分の抗体が自分のからだを攻撃してしまうことが原因とされています。症状は、朝に強い手のこわばり、関節痛、眼で見てわかるほどの関節の腫脹などがあります。関節リウマチは、以前、治らない病 ... 続きを読む
2008.11.08
今年4月から、麻疹、風疹のワクチンの制度が変わったのをご存じですか。 1歳(1期)、小学校入学前1年間(2期)に加え、5年間限定で中学1年生(3期)、高校3年生(4期)が加わりました。 2007年、麻疹が若者を中心に流行 ... 続きを読む
2008.10.11
インフルエンザは流行性感冒(流感)とも呼ばれる有名な病気の一つですが、しばしば風邪と混同されます。風邪は、鼻汁、くしゃみ、のどの痛み、咳、痰などの症状が中心となり、3~4日程度で改善の傾向が見られます。一方、インフルエン ... 続きを読む
2008.09.27
クリニカル・パスとは入院から退院までの過程を明確に示す治療計画書のことで、現在多くの病院で導入されており、それに従って患者さんの治療が行われています。入院時に1枚のクリニカル・パスが手渡され、患者・医療者がこれから行われ ... 続きを読む
2008.09.13
「急にのぼせるように暑くなる」「だるくて何にもやる気が起こらない、いつも楽しめていたことが楽しくない」「頭が重い、めまいがする」。40歳前半から50歳前後の閉経期にかけて、エストロゲンという女性ホルモンの量が少なくなると ... 続きを読む
2008.07.12
消化器系悪性腫瘍の代表である胃がんは、近年減少傾向にありますが、未だ男女とも死因の第二位にあります。一口に胃がんと言っても、発見時の進行度で治療法は異なります。 リンパ節や他臓器に転移を有する進行がんは、外科手術と抗がん ... 続きを読む
2008.05.24
このたび静岡市立清水病院と清水医師会が共催で、公開市民講座を企画しました。情報化時代になり、新聞、雑誌、テレビなどのマスコミだけでなく、インターネットなどで、健康、医療に関する情報が、洪水のように提供され、まさしく玉石混 ... 続きを読む
2008.04.12
医師不足は多くの病院で問題となっており、病院によって診療科の休診、病棟の閉鎖も日常的となっています。なぜこのような事態が起こるのでしょうか。 平成16年度から卒後臨床研修制度が始まり、国家試験に合格した医師は2年間の臨床 ... 続きを読む
2008.01.26
病院機能評価では、その時代に最もふさわしい病院のあり方が第三者機関により評価されます。申請方式であるため必ずしも評価を受けなくてよいのですが、県内では30%の病院が認定を受けています。時代にふさわしい病院であるための評価 ... 続きを読む
2007.12.08
皆さんは「骨髄移植」と言う治療法を耳にした事があると思います。 現在では決して特殊な治療ではなくなりましたが (骨髄バンクを介して行われた移植だけでも 8500 例を超えました )、どのようなイメージを持っておいででしょ ... 続きを読む
2007.09.29
女性の癌の1位である乳癌はこの30年間に約3倍も増加しており、30人に一人が生涯において乳癌になると推定され、現在年間4万人が発症しその30%は最終的に亡くなっています。 増加の要因として一人の女性が産む子供の減少と閉経 ... 続きを読む
2007.09.15
胸部の異常影に対し病院で行う検査について説明します。 レントゲン写真は背中からX線を当てて胸部を透視した影絵のようなものです。 腫瘍に見えても血管の重なりであったり、皮膚のイボや乳首のこともありますので、「異常」と指摘さ ... 続きを読む
2007.07.07
脳梗塞の原因となるような心房細動により話題になることのある不整脈ですが、一口に不整脈といっても血圧が下がってしまうようなものから、全く体に害のないものまで様々です。不整脈の原因も様々ですが、血圧を下げてしまうようなとても ... 続きを読む
2007.05.26
社会が高齢化する中にあり、年々整形外科の診察をご希望される方が増加しています。また近隣病院の整形外科医の減員も影響し、当院におこしいただく外来患者様が急増し、皆様方には大変ご迷惑をおかけしております。また一方では救急医療 ... 続きを読む
2007.04.28
社会が高齢化する中にあり、年々整形外科の診察をご希望される方が増加しています。また近隣病院の整形外科医の減員も影響し、当院におこしいただく外来患者様が急増し、皆様方には大変ご迷惑をおかけしております。 また一方では救急医 ... 続きを読む
2007.03.24
産婦人科は女性を生涯にわたってサポートする診療科ですが、近年産科を扱う病院が激減し社会問題となっています。そのような情勢の中、清水病院の産婦人科では常勤医5人の体制で出産はもちろん、不妊治療・癌治療・更年期治療など幅広い ... 続きを読む
2007.02.24
今年もアレルギー性鼻炎の時期がやって来ました。花粉も飛び始めましたので、もうお悩みの方もおられるのではないでしょうか? スギ・ヒノキ科の花粉飛散量は前年夏期の平均気温、最高気温、日照時間、降水量から予想されていますが、今 ... 続きを読む
2007.01.01
訪問看護は、主治医の指示のもと看護師等が療養者のいるご家庭を訪問し看護を行う事をいいます。また各種保険(介護保険・医療保険等)に対応し、専門職としての知識と技術をもって療養生活を支えているのが訪問看護ステーションです。で ... 続きを読む
2006.11.11
最近ブレイン アタックという言葉が、マスコミでも盛んに取り上げられておりますがご存知でしょうか。この言葉はハート アタック(心臓発作)に対応し1990年代からアメリカで用いられるようになった言葉です。読んで字のごとく脳( ... 続きを読む
2006.10.14
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許などが切れた後に、製品の安定性や先発品との同等性を確かめて厚生労働省に認可された医薬品で、先発品に対して後発品とも呼ばれます。薬価は先発品の7割から2割に設定されており、患者さんの ... 続きを読む
2006.09.30
尿路結石(腎結石・尿管結石・膀胱結石)をご存知でしょうか?一度経験された方は、思い出したくも無い病気かと思います。ある時、腎臓で人知れず結晶ができ、それが徐々に大きくなり腎臓から尿管に落ちると狭い尿管を塞いでしまい突然、 ... 続きを読む
2006.07.15
清水病院にリハビリの専門病棟(回復期リハビリ病棟)を開設して5年になります。リハビリには、急性期、回復期、維持期のリハビリがあります。清水病院の脳外科、神経内科に入院している患者さんは、急性期から積極的にリハビリを開始し ... 続きを読む
2006.06.10
肺癌の定位放射線治療が話題になっています。5cm以下の小さな肺癌は、手術が原則ですが、呼吸機能の悪いひとや高齢者では、手術ができないことがあります。この場合、放射線治療を行うのですが、従来の放射線治療では、なかなか治りま ... 続きを読む
2006.03.04
昨今、新聞紙上、TVニュースなどでハイテク医療機器導入の話題をよく見聞きしますが、安価で着実に成果を出しているのに話題にも上らない検査があるのを皆さんはご存知ですか? 紙コップに尿を採ってスティック状の試験紙を漬け「う~ ... 続きを読む
2006.02.18
呼吸器外科では、おもに肺・気管支のほか、左右の肺の間で縦隔と呼ばれる部分や胸壁などの病気を扱いますが、手術の大半は自然気胸や肺がんの患者さんによって占められています。 自然気胸は、肺表面にできた嚢状の病変に穴があいて肺が ... 続きを読む
2005.10.22
健診センターで行う人間ドックは、世界の中でも日本はもっとも発達した健康を守るシステムです。 近年は癌・心筋梗塞、脳卒中が主な死因になっていますが、とくにこれらの予防、早期発見にドックの果たす役割は大きいものがあります。 ... 続きを読む
2005.10.08
皆さんは薬がどのようにしてできるのかご存知ですか? 新薬の開発にはいろいろな過程があります。製薬会社では病気の治療に効果がありそうな「くすりの候補」が見つかると、まず化学実験や動物実験を行い、有効性と安全性を確認します。 ... 続きを読む
2005.09.24
乾性角結膜炎というと聞きなれないかもしれませんが、「ドライアイ」という言葉は聞いたことがあると思います。涙の質や量が低下した状態を、「乾性角結膜炎」といいます。 原因としては年齢や、環境、仕事などが挙げられます。年齢を重 ... 続きを読む
2005.07.30
リハビリテーションの意味は、「再び人間として相応しい状態にすること」と言われています。しかし、この言葉の意味するところは、「動かない足を“元通り”にする」ことではありません。残念ながら「リハビリテーション」では、以前と同 ... 続きを読む
2005.07.06
排尿の状態を客観的に判断できる尿流量測定検査の事をご存知でしょうか? 男性なら小学生ぐらいまでは、友達と「飛ばしっこ」などで他人と比較も出来たでしょう。ところが、排尿の異常が見られるような年齢になる中年以降では、知らず ... 続きを読む
2005.06.04
私が脳神経外科診療科長として清水病院で診療を始め、2年が経過しました。私は脳神経外科認定医、日本救急学会専門医としてこれまで2500例以上の手術を手がけ、クモ膜下出血の手術は約600例、手術にいたらなかった患者さんも含め ... 続きを読む
2005.03.19
血管外科という診療科を皆さんご存知でしょうか。心臓血管外科とは異なり、末梢の血管病変(動脈、静脈、リンパ系等)を専門に扱う診療科のことです。従来、血管病変を専門に扱う診療科は日本では少なく、血管外科自体も一般の方にはあま ... 続きを読む
2005.03.15
ドライマウス(口腔乾燥症)はドライアイとともに高齢の方を中心に近年急増している疾患です。ところで唾液は1日にどのくらい分泌されるかご存知でしょうか。意外に多く、1日に1リットルといわれています。 通常、口の中は、唾液腺で ... 続きを読む
2005.01.22
C型慢性肝炎は、C型肝炎ウイルスの持続感染により長期間にわたり肝臓の細胞が破壊されて肝臓の機能が低下する疾患で、放置しておくと肝硬変や肝癌に進行します。現在、わが国には200万人から300万人のC型肝炎ウイルス感染者がい ... 続きを読む
2004.12.11
心臓に血液を運ぶ冠動脈の動脈硬化によって起こる狭心症や心筋梗塞を、まとめて虚血性心疾患といいます。すべての虚血性心疾患が狭心症から心筋梗塞へと順に進むわけではなく、突然心筋梗塞を起こす例もあります。虚血性心疾患を予防する ... 続きを読む
2004.11.27
少子高齢化が叫ばれている昨今、女性の初産年齢も高齢化しており、不妊症に悩まれている方々も増加しています。今回は、当院産婦人科不妊症外来で行われている高度不妊治療について紹介します。 卵管鏡下卵管開口術(FT)は、卵管鏡と ... 続きを読む
2004.10.23
タバコの煙は200種類以上もの有害物質を含み、発癌率を上昇させます(肺癌で約5倍、喉頭癌で約30倍)。怖い話ですが、同居家族の癌やぜんそくの発症率も上がるのです。 しかし、喫煙の害は理解できても、禁煙はなかなか難しいもの ... 続きを読む
2004.09.25
手の外科は、肘から手指の先までの脱臼や骨折、変形、指を切断した時の再接着などを取り扱う、整形外科の中の一分野です。 以前は、手指の障害が直接生命にかかわらないことから、手はなおざりにされるきらいがありました。しかし、最近 ... 続きを読む
2004.08.28
高血圧症は最大の生活習慣病で、有病者数は三千数百万人、脳血管障害(脳出血や脳梗塞)の主な原因疾患です。高血圧症の診断は、病院で測定した上腕血圧で上(収縮期)が140mmHg以上、下(拡張期)が90mmHg以上と定められて ... 続きを読む
2004.07.31
外科で扱う手術は、ここ数年間で大きな変化を遂げつつあります。100年以上もの間続けられてきた開胸、開腹手術が、ここに来て大きく変わろうとしているのです。数年前まで、外科の手術と言えば、胸やお腹を大きく開き、直視下で肺や胃 ... 続きを読む
2004.06.26
今回は小児科の特殊外来のうち、内分泌外来のご紹介をいたします。 内分泌外来は、体でつくられるいろいろなホルモンの病気を診ていく外来のことです。身長の伸びが悪いお子さん、二次性徴が遅れている(胸がふくらんでこない、初潮がこ ... 続きを読む
2004.05.29
漢方医学の考え方は、中庸、つまり機能面で多過ぎたり少な過ぎたり偏っているところを中央に戻すことに特長があります。「太り過ぎも痩せ過ぎもいけない、ほどほどが良い」がすべての面に当てはまります。また、「補う」という考え方が西 ... 続きを読む
2004.04.24
神経内科を御存じですか?神経内科は脳,脊髄,筋肉,末梢神経のことを診療する内科の専門科のことです。 具体的な病気として,脳梗塞,脳出血,パーキンソン病などを診療しています。また頭痛,めまい,しびれという様な症状をお持ちの ... 続きを読む
2004.03.20
病理学とは病気の発生機転を解明する学問ですが、一般医療現場では診断病理学といって、患者さんの病気の診断をしています。 当院の病理科では、患者さんの組織や細胞を顕微鏡で見て、病気や進行状況を診断し、臨床医に報告。また、不幸 ... 続きを読む
2004.02.21
スギ花粉症は、スギ花粉によって起こる鼻粘膜のアレルギー疾患。発作的に繰り返すくしゃみ、水っぽい鼻水、鼻づまりが特徴です。そのため毎年スギ花粉が飛散する2月から5月の初めまで、スギ花粉に対するアレルギーを持つ、いわゆる「ス ... 続きを読む
2004.01.24
当院は、昨年末に病院機能評価にパスし、現時代に適合した医療が適正に行われる病院として認証されました。 病院機能評価とは、病院の申請により第三者機関が、「病院の理念」「経営指針」「経営内容」「実際に行われている医療の内容」 ... 続きを読む