読みもの

病気のお話し

 静岡市立清水病院には通院しながら抗がん剤治療を行う「外来化学療法室」があり、月に約140名の患者様が利用されています。

 主には、大腸がん、胃がん、乳がん、肝臓がん、膵臓がんなどの患者様が治療を行っています。

 抗がん剤の一般的な副作用症状として、吐き気、脱毛、だるさ、便秘、下痢などの症状がありますが、その他にも、皮膚に障害が出たり、指先や足先の痺れが出たりと、いろいろな副作用症状があります。

 副作用の中でも吐き気、便秘、下痢、皮膚障害などは、制吐剤や便秘薬、止痢剤、保湿クリームなどで症状を緩和させることができます。

 特に皮膚障害では、保湿クリームを塗って皮膚を保護したり、これから夏にかけて紫外線が強くなるので、日傘や帽子を使用して紫外線予防を行っていただくことが重要となります。

 皮膚科の先生も一緒になって皮膚ケアを行ってくれますので、なにか心配なことがありましたら、当院の医師やかかりつけの医師へ相談してみてください。

がん化学療法看護認定看護師 岩科 麻見