患者さんの権利と守っていただきたいこと
医療は患者さんと医療者の信頼関係のもとに協同で進めることが肝心です。そのため清水病院では、全職員が「患者さんの権利」を第一に尊重します。
患者さんにおかれましても「守っていただきたいこと」をご理解いただき、双方の信頼関係を構築することで最善の医療を提供していきます。
◇患者さんの権利
静岡市立清水病院は、一人ひとりの患者さんには次の権利があることを確認します。

だれでも、どのような病気にかかった場合でも、良質な医療を公平に受ける権利があります。

だれでも、医療を受けるに当たって、一人の人間として、その人格、価値観などが最大限尊重される権利があります。

病気、検査、治療、見通しなどについて、理解しやすい言葉や方法で、納得のいくまで十分な説明と情報を受ける権利があります。また、自分の治療記録の開示を求める権利があります。

十分な説明と情報提供を受けたうえで、治療方法などを自らの意思で選択する権利、あるいは拒否する権利、医療機関を選択し退院や転院をする権利があります。そのため、ほかの医師や医療機関に相談(セカンドオピニオン)する権利があります。

医療の過程で得られた個人情報の秘密が守られ、病院内での私的な生活を可能な限り他人にさらされず、乱されない権利があります。
(お願い)
私たちは患者さんの権利を尊重して医療の提供をいたしますが、次のような要求に対しては必ずしも応じられない場合があります。
〇私たち医療従事者にとっての良心や価値観に反する要求
〇臨床医学の常識の範囲を超えるような要求
◇患者さんに守っていただきたいこと
患者さんと医療者の相互が十分に意志の疎通をはかり、より良い医療を進めるため、患者さんにも以下のようなご協力をお願いします。
1 ご自身の健康に関する情報はできるだけ正確にお伝えください。
2 医療に関する説明を十分に理解するよう努めてください。
3 医師の説明を聞き、ご自身で納得した治療方針に沿って治療に専念し、受けた医療等に対する医療費をお支払いください。
4 治療や検査を受けられる場合は、職員とともにご自分のお名前と治療内容等をご確認ください。
5 全ての患者さんに快適な療養環境を提供させて頂くために、病院内での決まりごと(入院のしおり等参照)や病院職員の指示をお守りください。特に以下のような犯罪行為、迷惑行為、その他これらに準じる行為は固く禁止いたします。
〇暴言、暴力行為、脅迫、窃盗
〇危険物の持ち込み、飲酒、病院敷地内での喫煙
〇入院時における無断外出、外泊
〇他の患者もしくは医療従事者への迷惑行為
〇セクシャル・ハラスメント
※ 暴力や暴言などでほかの患者さんにご迷惑がかかる場合や医療者の診療行為が妨げられる場合には、当院での診療を中止し、院外退去をお願いすることがあります。また、必要に応じて警察へ通報することがあります。