読み物

患者さんのための機関誌「きよかぜ」

2024.07.01
呼吸器外科 医長 橋本 諒 [はじめに] 今回は、多くの方が関心をお持ちであろう「肺がん」について、呼吸器外科医の視点からお話したいと思います。肺がんは、日本人にとって2番目に多く罹患し、最も多く死亡するがん種です。近年 ... 続きを読む

2024.06.01
小児科 水谷祐喜子 ⚫️はじめに 花粉症は人口の4割が発症しており国民病ともいわれます。特にスギ花粉症はスギ花粉が原因となっておこるアレルギー疾患です。 通年性アレルギー性鼻炎は、ダニ、 カビ、ペットの毛などが原因となり ... 続きを読む

2024.05.01
産婦人科 三浦あかり 妊娠がわかってから出産までの間に、妊婦さんは14回程度の通院が望ましいとされています。これまであまり病気をしたことがない人にとって、1年足らずの妊娠期間中で14回もの通院は非常に時間や手間のかかるこ ... 続きを読む

2024.04.01
整形外科 医長 武谷博明 ■どんな病気? 指を曲げるための筋肉から伸びている腱(屈筋腱)によって指を曲げることができます。この腱の通り道として腱鞘というものがあります。この腱鞘という通り道や腱自体に炎症が起こり、狭くなる ... 続きを読む

2024.03.01
麻酔科 仲地 翔  ●喫煙の健康リスク 喫煙は、心臓病、喘息、肺がんなどの重大な病気を引き起こします。また、手術の時に麻酔に関係した合併症を引き起こす可能性が高くなります。特に、全身麻酔(意識を失うタイプの麻酔)を受ける ... 続きを読む

2024.02.01
皮膚科 倉地祐之眞 ●昔は軟膏ばかりで大変でした アトピー性皮膚炎(以下、アトピー)は全身に「かゆみ」や「かぶれ」がしつこく続いてしまう病気で、完治の手段はまだありません。そのため、日常生活が楽に過ごせるレベルに症状を抑 ... 続きを読む

2024.01.01
外科 田井優太 【ヘルニアとは?】 皆様はヘルニアという言葉を耳にしたことはありますか?よく聞く疾患として椎間板ヘルニアはなじみがあるかもしれません。 ヘルニアという言葉は、ラテン語のherniaからきており、体内の臓器 ... 続きを読む

2023.12.01
小児科 石田優香 ■はじめに 小麦といえば乳幼児期に発症する食物アレルギーとして代表的なアレルゲンの一つ。 これまで小麦含有製品を食べてもアレルギー症状が出なかったのに、子供でも大人でも突然アレルギー症状が出ることがあり ... 続きを読む

2023.11.01
口腔外科 齋藤哲哉 『ドライマウス』という言葉はみなさん聞いたことあるのではないかと思います。 しかし、実際はどのような症状かを知っていますか? 「ドライマウスなのだから口が乾くだけだろう」とお思いになるかもしれませんが ... 続きを読む

2023.10.01
整形外科 医長 柴田玲生 ■どんな病気? 背骨は、椎骨とそれをつなぐ椎間板や黄色靭帯などで構成されており、その内側には脊髄の神経が通る「脊柱管」があります。脊柱管狭窄症とは、その脊柱管が狭くなる病気です。50歳代から徐々 ... 続きを読む

2023.09.14
リハビリテーション科 医長 水村幸之助  70年以上前からベッド上安静臥床の障害は認識されています。寝たきり状態、不動は身体機能が衰え、心身の様々な機能が低下してしまう廃用症候群を招きます。廃用を防ぐためにはリハビリを考 ... 続きを読む

2023.08.01
小児科 橋本伸弘 ●おねしょ(夜尿症)は5歳から病気と考える 生まれてから3歳頃までの子どもはほぼ毎晩寝ている間におしっこをしますが、その割合は年齢とともに減っていきます。ときどきおねしょをしてしまう程度の子どもの比率は ... 続きを読む