読み物

患者さんのための機関誌「きよかぜ」

2024.03.01
麻酔科 仲地 翔  ●喫煙の健康リスク 喫煙は、心臓病、喘息、肺がんなどの重大な病気を引き起こします。また、手術の時に麻酔に関係した合併症を引き起こす可能性が高くなります。特に、全身麻酔(意識を失うタイプの麻酔)を受ける ... 続きを読む

2024.02.01
皮膚科 倉地祐之眞 ●昔は軟膏ばかりで大変でした アトピー性皮膚炎(以下、アトピー)は全身に「かゆみ」や「かぶれ」がしつこく続いてしまう病気で、完治の手段はまだありません。そのため、日常生活が楽に過ごせるレベルに症状を抑 ... 続きを読む

2024.01.01
外科 田井優太 【ヘルニアとは?】 皆様はヘルニアという言葉を耳にしたことはありますか?よく聞く疾患として椎間板ヘルニアはなじみがあるかもしれません。 ヘルニアという言葉は、ラテン語のherniaからきており、体内の臓器 ... 続きを読む

2023.12.01
小児科 石田優香 ■はじめに 小麦といえば乳幼児期に発症する食物アレルギーとして代表的なアレルゲンの一つ。 これまで小麦含有製品を食べてもアレルギー症状が出なかったのに、子供でも大人でも突然アレルギー症状が出ることがあり ... 続きを読む

2023.11.01
口腔外科 齋藤哲哉 『ドライマウス』という言葉はみなさん聞いたことあるのではないかと思います。 しかし、実際はどのような症状かを知っていますか? 「ドライマウスなのだから口が乾くだけだろう」とお思いになるかもしれませんが ... 続きを読む

2023.10.01
整形外科 医長 柴田玲生 ■どんな病気? 背骨は、椎骨とそれをつなぐ椎間板や黄色靭帯などで構成されており、その内側には脊髄の神経が通る「脊柱管」があります。脊柱管狭窄症とは、その脊柱管が狭くなる病気です。50歳代から徐々 ... 続きを読む

2023.09.14
リハビリテーション科 医長 水村幸之助  70年以上前からベッド上安静臥床の障害は認識されています。寝たきり状態、不動は身体機能が衰え、心身の様々な機能が低下してしまう廃用症候群を招きます。廃用を防ぐためにはリハビリを考 ... 続きを読む

2023.08.01
小児科 橋本伸弘 ●おねしょ(夜尿症)は5歳から病気と考える 生まれてから3歳頃までの子どもはほぼ毎晩寝ている間におしっこをしますが、その割合は年齢とともに減っていきます。ときどきおねしょをしてしまう程度の子どもの比率は ... 続きを読む

2023.07.01
脳神経外科 医長 大石裕美子 【特発性正常圧水頭症とは…手術で改善する認知症です】 高齢化の進展とともに日本でも認知症の患者さんが増えています。2025年には高齢者人口の約20%、高齢者の5人に1人が認知症になると推計さ ... 続きを読む

2023.06.01
皮膚科 医長 八代 聖 ●生まれつきある青あざは異所性蒙古斑かもしれません?? 日本人の多くは生まれた時から“おしり”に『蒙古斑』という青あざがみられます。蒙古斑は、自然に消えていくものですので、心配する必要はありません ... 続きを読む

2023.05.01
泌尿器科 医長 小川貴博 血尿とは 会社や市の検診で行われる尿検査で、「おしっこに血が混じっている」と指摘されることがあります。血尿は尿を作る腎臓や、尿の通り道(尿路)にトラブルが起こっているサインです。血尿の中には、お ... 続きを読む

2023.04.01
循環器内科 佐藤國芳 ●狭心症、心筋梗塞はどんな病気? 心臓の表面には冠動脈という血管が走っており、これらが心臓の筋肉を栄養しています。大きく左冠動脈、右冠動脈に分かれ、左冠動脈はさらに大きく2本(左前下行枝、左回旋枝) ... 続きを読む