診療科・各部門について

産婦人科

スタッフと専門領域

医師名 出身大学 医師免許取得年 専門領域・資格等
科長
岩崎真也
慶應義塾大学 平成3年 ・日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
・日本産科婦人科学会認定 産婦人科指導医

・日本周産期・新生児医学会認定 周産期専門医(母体胎児)

・日本周産期・新生児医学会認定 新生児指導医

・日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医

・日本産科婦人科学会認定 生殖医療に関する遺伝カウンセリング受入れ可能な臨床遺伝専門医

・日本遺伝性腫瘍学会認定 家族性腫瘍カウンセラー

・日本女性医学学会認定 女性ヘルスケア専門医
・日本女性医学学会認定 女性ヘルスケア指導医

・日本抗加齢医学会認定 日本抗加齢医学専門医

・静岡県医師会認定 母体保護法指定医

・日本医師会認定 産業医
・日本時間生物学会認定 評議員

・日本産科婦人科学会認定 女性のヘルスケアアドバイザー

・日本産科婦人科遺伝診療学会認定 認定医(周産期)

・日本温泉気候物理医学会認定 温泉療法医
科長
橋本正広
杏林大学 平成7年 ・日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
・静岡県医師会認定 母体保護法指定医
医師
谷本慧子
川崎医科大学 平成26年 ・日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
医師
三浦あかり
慶應義塾大学 令和3年  
非常勤医師
丸山哲夫
慶應義塾大学 昭和61年 ・日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
・日本産科婦人科学会認定 産婦人科指導医
・日本専門医機構認定 産婦人科専門医
・厚生労働省認定 臨床研修指導医
・日本内視鏡外科学会認定 技術認定取得者(産科婦人科)
・日本産科婦人科内視鏡学会認定 腹腔鏡・子宮鏡技術認定医
・日本周産期・新生児医学会認定 周産期専門医(母体・胎児)
・日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
・日本生殖医学会認定 生殖医療指導医
・日本内分泌学会認定 内分泌代謝科専門医  指導医
・日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医
・日本女性医学学会認定 女性ヘルスケア専門医
・日本再生医療学会認定 再生医療認定医
・東京都難病指定医
・日本産科婦人科学会認定 生殖医療に関する遺伝カウンセリング受入れ可能な臨床遺伝専門医
非常勤医師
阪部江里子
富山大学 平成8年 ・日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
・日本産科婦人科学会認定 女性のヘルスケアアドバイザー
非常勤医師
橋本裕子
杏林大学 平成11年 ・日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
非常勤医師
辻 浩介
日本大学 平成18年 ・日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
・日本婦人科腫瘍学会認定 婦人科腫瘍専門医
・日本がん治療認定医機構認定 がん治療認定医
・日本臨床細胞学会認定 細胞診専門医

診療案内・外来表

はじめに

産婦人科の診療対象となる疾患は昔に比べるとかなり広範囲となってきました。女性の一生は女性ホルモンの働きにより幼児期、思春期、成熟期、更年期、老年期に分類されますが、それぞれの時期に、様々な疾患に罹患します。それぞれの病態に対して身体面だけでなく、精神面からもよりきめ細かく対応できるようにスタッフ一同努力しています。

主な対象疾患について

産科部門
正常周産期管理(妊娠、妊婦検診、分娩、産褥)
産科合併症、胎児異常、異常分娩、産褥異常
新生児管理
母子保健

婦人科部門
良性腫瘍、悪性腫瘍

不妊内分泌部門

ヘルスケア部門
思春期外来、更年期外来

各部門の特長

産科部門

妊娠・出産、産褥の管理では安全第一を目標として、母児共に順調に退院されることを目標としています。妊娠から出産まで正常と異常を見極め、検診や経過の観察をしています。外来では妊娠中期以降、胎児心拍モニタリングを行い、赤ちゃんの元気の状態を把握しています。分娩は自然分娩を原則としていますが、状況により十分な胎児モニタリング下で誘発分娩や分娩促進を行っております。当院では産婦人科専門医が24時間常駐して、迅速に分娩時異常に対応しています。更に総合病院の特長を活かして他の診療部門との連携により妊娠合併 症や分娩時異常にも対応しています。特に早産分娩では当院の小児科3B病棟や県立こども病院新生児未熟児科との連携が図られています。希望により、夫立会い分娩や母児同室などもおこないます。また、産科危機的出血に対し、妊婦全例の輸血事前型合わせ(タイプ&スクリーニング)を実施して、迅速な出血への対応にも配慮しております。


婦人科部門

がんの早期発見のための検診の他、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん等婦人科悪性腫瘍全般に対応し、日本婦人科腫瘍学会のガイドラインに基づき、的確な診断と治療を行っています。子宮頸がんでは初期がんにYAGレーザーや超音波メスを用いた子宮頸部円錐切除術(子宮温存治療)、進行がんに子宮頸がん根治手術を行っています。術後の放射線治療(体外照射)にも対応しています。また、子宮頸癌ワクチン接種は予約制で行っております。子宮体がんではホルモン治療による妊孕性温存療法をはじめ、子宮体がん根治手術ならびに化学療法を行っています。卵巣がんでは手術療法と抗がん剤を用いた集学的治療を行っています。手術時の輸血のリスクの軽減の為に自己血貯血を行っています。また悪性腫瘍の手術時には常勤の病理医による迅速病理診断を行い、病理結果に基づいた手術療法の選択をしています。また卵巣嚢腫、子宮筋腫などの良性疾患では症例により美容上優れ、身体的侵襲の少ない腹腔鏡手術を積極的に採用しています。


不妊・不育症・内分泌部門

近年晩婚化、出産年齢の高齢化に伴い不妊症、不育症の患者様が増えています。
当院では産婦人科内視鏡認定医と共に卵管鏡下卵管形成術、腹腔鏡下筋腫核出術、腹腔鏡下嚢腫切除術、子宮鏡下筋腫核出術、子宮鏡下子宮形成術といった高度不妊治療を積極的におこなっています。
「自然妊娠を望まれる患者のための病院」「低侵襲手術を望まれる患者のための病院」として取り組んでおります。
また臨床遺伝専門医、周産期専門医が常在しており、高齢妊娠、ハイリスク妊婦などの妊娠後のサポートにも対応しております。


ヘルスケア部門

2011年9月より思春期外来および更年期外来を開設することとなりました。生涯を通した女性の健康管理という視点で、思春期から関わることによって、晩婚化 晩産化 長寿社会とライフスタイルが大きく変化した今、QOL(Quority of life:生活の質)を保っていかによりよく生きるか女性ならではの視点でアドバイスをしていけたらと思います。

月経に関する悩み(月経痛や月経不順、月経がこない・こなくなった、月経が長引く、月経時の出血が多い、月経前の不調・にきび など)、月経時期の変更(宿泊学習・旅行・試合・試験などに向けて)、帯下の問題(おりものが多い、臭うなど)、外陰の問題(かゆみ できものができたなど)、HPVワクチン、避妊、閉経時期の問題(閉経時期が早いのではないかなど)、更年期障害(ほてり、発汗、めまい、抑うつ、不眠、性交痛など)、その他、更年期以降の健康管理について相談して頂けたらと思います。思春期外来では、内診が必要な場合に関しましては、ご本人と相談致しまして承諾の上でのみ行ないたいと思います。

最近は健康に老後を乗り切るために、女性ホルモンが見直されてきています。更年期症状がなくても健康管理の意味で更年期のホルモン補充療法を希望される方が増えてきました。ホルモン補充療法は天然型の女性ホルモンの開発などにより、より安全になってきており、また、種類や投与方法も様々で、個人のライフスタイルや好みに応じてアレンジできる、いわゆるオーダーメイド的な投与が可能になっています。お気軽にご相談ください。

当外来は、完全予約制で行ないますので来院の際にはあらかじめ電話によるご予約をお願い致します。また、この外来は女性医師および女性スタッフが対応致します。

主な医療機器、設備

MRI、CT、カラードップラー、3D超音波等画像診断装置
Linac放射線治療装置、DEXA法による骨密度測定