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病気のお話し

 朝どうしても起きられない。だるくて動けない。そんなお子さんを、「心の病気」や「なまけ」ではないかと思っていませんか。
 不登校の背景には、医学的なトラブルが隠れていることが少なくありません。不登校で受診するお子さんを詳しく調べると、多くの方に共通の異常が見つかります。
 一つは、深刻な栄養不足です。成長期の子どもは大量の鉄分や蛋白質を必要とします。急激に身長が伸びるとこれらが足りなくなり、脳や体を動かすエネルギーが作れなくなってしまいます。これが、子供が動けなくなる原因です。
 もう一つ見落とされがちなのが、喉の奥の炎症である慢性上咽頭炎です。上咽頭のそばには自律神経がたくさんあり、炎症が続くと頭痛、めまい、立ちくらみ、腹痛などの多彩な不調を訴えます。
 これらはどちらも漢方や栄養の補充、適切な処置によって治療できる可能性があります。
 お子さんの不調を心の問題だけととらえず、体の視点から見つめ直してみませんか。

                                                               漢方外来 医師  尾﨑 正時