当院は平成22年7月1日より子宮頚がんのワクチン接種予約受付を開始します。希望される方は下記により、電話にてご予約ください。

《　注意事項　》ヒトパピローマウイルス（HPV）には100種類以上の型があり、そのうち子宮頚がんを発生させるのは13～15種類ほどの型と言われています。今回承認された予防ワクチン「サーバリックス」は発がん性HPVのうち16型と18型の２つのタイプの感染を予防しますが、全ての発がん性HPVの感染を防ぐものではありません。ただし、この２つのタイプで発がん性HPVの約60％を占めており、ワクチン接種により子宮頚がんの発症率は減少すると考えられます。このため、接種後も定期的に子宮頚がん検診を受けることは必要です。なお、接種時にすでにHPVに感染している場合にそのウイルスを排除するものではありません。また、発症している子宮頚がんを治療したり、前がん病変（子宮頚部異形成）の進行を遅らせたりすることもできません。このワクチンは10歳以上の女性に接種することができ、初回・１ヶ月後・6ヶ月後の3回接種することで十分な抗体価が得られ、少なくとも20年間抗体価が維持されると考えられています。