看護部の教育について




海外研修

<グローバルな医療者の育成>

当院では20年ほど前から海外の医療現場を訪問して様々な刺激を受け研修に戻ってくる海外研修を実施。研修費は、病院がバックアップ。3年以上の勤務で、海外の文化や医療の現場にて肌で感じるチャンスを得ることができます。

平成28年度海外研修

「アメリカ海外看護研修に参加して」
私たちは、アメリカの最新看護について学ぶためアメリカオレゴン州ポートランドへ行ってまいりました。
研修では、市内総合病院、ホスピス、高齢者用施設、大学技術研修センター、救急指令センターなど、幅広い分野の医療施設や教育機関を見学することができました。オレゴン州はアメリカで最初に尊厳死が認められた州で、緩和ケアに対してとても積極的に取り組まれており、自分自身の生き方や死生観について日頃から考えなくてはならないと深く感じました。また、看護師免許も2年ごと更新しなければならないため、日々新しい看護を学ぶ向上心の高さにも関心いたしました。
今回、全国から参加された職位や経験も異なる20名の方たちと学ぶことができ、とても良い刺激になり参加されたメンバーと出会えたことも一生の財産になりました。

(3A病棟:牧野 はるか 『最前列左2人目』、5A病棟:小田 真里 『最前列左1人目』)

平成27年度海外研修

「デンマーク、イギリスで学ぶ高齢者ケア視察研修に参加して」
デンマークとイギリスの認知症の新しい取り組みや介護サポート、多様な高齢者包括ケアの実際について学ぶため、海外研修に参加しました。
デンマークでは、アクティビティセンターがあり65種類ものプログラムの中で高齢者が自主的に活動されている姿が印象的でした。特に、延命処置については、日本との国民意識の差を強く感じました。
イギリスでは認定看護師が、家族の精神面や患者が他界された後も、家族に対して精神面などをサポートし、積極的に深く関わっていました。
今回の、研修に参加したことで日本の高齢社会のあり方を様々な視点で考える良い機会になりました。
(6B病棟:森 隆治『左』、救急センター:高野 祐志『右』)