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病気のお話し

 最近、「口が渇く」「目が乾く」「疲れやすい」などといった症状を自覚される方はいらっしゃいませんか。あなたが女性であれば、シェーグレン症候群の可能性があります。
 シェーグレン症候群は本来、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどを攻撃してくれるはずの免疫が、自分自身の細胞や組織を攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつです。上述の症状のほか、関節が痛む、皮膚がかさかさする、頭痛がするなどの症状があります。
 患者さんの大多数は女性で(男性の13倍多い)、40~60歳代に発症することが多いようです。2010年の調査では患者数は66,000人で、未だ医療機関を受診されていない推定患者数は10~30万人と考えられています。
 治療法は、この病気の原因はよく分かっていないため、それぞれの症状にあわせた対症療法となります。口や目の乾きに対しては、唾液分泌を促す薬を飲んだり、人工涙液を点眼することで涙の補充を行ったりします。
 またシェーグレン症候群は、国の定める指定難病のひとつで、診断が確定されると医療費助成などが受けられます。

口腔外科 科長 髙森康次

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