読みもの

病気のお話し

 長年、膝関節の痛みのために、湿布・痛み止めなどの内服・リハビリ・ヒアルロン酸注射を強いられている方にとって、痛みが取れて日常生活が過ごしやすくなることは夢のまた夢です。
 その様な治療が徐々に効かなくなった方には、人口膝関節置換術は治療の1つの選択肢になります。

 人口膝関節置換術の適用は、関節軟骨が破壊され、下肢の変形が進み、疼痛が強くて日常生活を送るにあたってかなり支障をきたす方です。長所としては、①高い除痛効果がある、②術後早期から荷重ができる、③入院期間が短い(当院では1ヶ月程度)、④高度な変形にも対応できる、などがあります。
 一方、短所としては、①関節可動域が犠牲になることがある、②15~20年程度の耐用年数であるため、再手術が必要になることがある、などがあります。人口膝関節置換術は痛んだ関節軟骨を切除し、そこに金属をかぶせて、下肢の変形を矯正する手術です。

 膝関節の痛みも多岐にわたるため、痛みが強いからといって必ずしもこの手術が必要な訳ではありませんが、手術を受けた多くの方が、また楽しく出掛けられるようになったといいます。

整形外科科長 菊池謙太郎

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