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病気のお話し

 IPS細胞を使った臨床研究が初めて可能になった疾患として、加齢黄斑変性症がテレビや新聞等でも話題に挙げられることが多くなってきました。欧米では、成人の失明原因第1位で、最近、我が国でも緑内障や糖尿病網膜症についで第3位になっています。

 加齢に伴い、網膜色素上皮が傷害され、そこから新生血管が生じることが原因と言われています。
 現在の治療は、抗VEGF剤の硝子体内注射を主に行いますが、数回の投与が必要になったり、すでに網膜萎縮している場合は、治療しても視力改善は困難です。

 診断はOCT(光干渉断層計)が有効で、平成23年より当院に導入されております。これは、網膜形態や神経線維層の性状などの診断に使え、従来の診察だけでは、はっきりと分からないような詳細な眼底情報が得られます。
 これまでに多くの患者様の診断や経過観察に使用してきており、他の網膜疾患や緑内障の診断にも大変有効です。また、視力低下などで白内障と思って受診されたなかにも、他の病気が合併していることもよくあり、OCTにより疾患が分かることもあります。

 病気が心配な方は、是非、眼科外来を受診してください。

眼科医長 長田康介

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