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病気のお話し

がんに対する3大治療法というと、手術療法、放射線療法、化学療法を指します。
化学療法とは抗がん剤を使って治療することです。今回は、近年、手術の発達に負けず劣らず進歩している化学療法について述べます。

私たち外科では、がんの中でも主に消化器がんを扱っています。
例えば、大腸がんでは従来の代謝拮抗薬に加え、白金製剤、分子標的治療薬など有効な抗がん剤が次々と開発されています。それらの薬剤は、昔ならなす術がなかったような進行・再発がんに使われ、予後の飛躍的な改善に貢献しています。

そして、単に抗がん剤の直接的な効果だけでなく、化学療法は様々な面で発展しています。
それは、①吐き気などの副作用を軽くする薬が普及したこと、②ほとんどの場合、入院でなく外来で治療を受けられるようになったこと、③ガイドラインが決められ、日本中どこに行っても、ほぼ一定の治療は受けられるようになったこと、④医師だけでなく、専門の薬剤師・看護師が増え、チームとして対応するようになったこと、などが挙げられます。

がんを抱えることは辛いと思いますが、担当医とよく相談して、適切な治療を受けてください。

外科診療部長 丸尾啓敏

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