読みもの

病気のお話し

防災について話したいと思います。
東海地震が来るといわれて40年経ちますが、皆さんは「もしも」のときに備えていますか。いつもそんなことを考えて生活していられないというのが本音でしょうか。

清水は海が近いので、地震そのものより津波の被害が心配されます。東日本大震災で多くの子どもたちの命を救った「釜石の奇跡」をご存知ですか。群馬大学の片田先生が釜石の小中学生に地道に災害教育を続けた成果です。それは子どもたちへのこんな質問から始められたそうです。「家にいるときに大きな地震が発生しました。あなたならどうしますか」。子供たちは、「お母さんに電話する」「親が帰ってくるまで待つ」と答えたそうです。

清水地区は地震発生から津波到着まで5分しかありません。じっとしていて助かると思いますか?それならばどうすればいいですか?想定にとらわれない、状況下で最善を尽くす、率先して避難者となる、がすべてなのです。

子供たちに日頃からこう言ってあげてください。「お父さんもお母さんも、精一杯逃げて必ず迎えにいくから心配しないで。だからあなたは真っ先に逃げて、お父さんとお母さんを安心させてね」。

外科長兼救急センター科長 西山雷祐

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