読みもの

病気のお話し

脳卒中リハビリテーション(以下、リハ)は、急性期・回復期・維持期(生活期)に分けられます。当院に回復期リハ病棟が開設されて、10年が経とうとしています。しかし、現実的には、回復期から生活期へソフトランディングさせる連携体制は、まだ不十分といえます。

当科で、栄養状態に合わせたリハ(リハビリテーション栄養)を行って、機能障害の回復、ADLの改善がみられても、ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)でいう、環境因子(家族の介護力不足等)により、在宅復帰が叶わないケースも多くあります。

制度上、医療保険でのリハ診療は急性期から回復期までとされ、その後は、介護保険を主体とした維持期リハへという流れが鮮明になってきました。この医療と介護の繋ぎがうまくいくためには、間に位置する回復期リハ病棟の果たすべき役割が非常に重要であり、最も豊富なリハ資源を有する回復期リハが、病院でのリハから地域での多職種連携リハへ活動範囲を広げていく必要があります。

リハビリテーション科 科長 坂元隆一

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