読みもの

病気のお話し

わが国では肝臓癌による死亡者は年間約3万2千人、70~80%の方がC型肝炎ウイルスの感染が原因です。C型肝炎ウイルスは1型と2型に分類され、わが国では1型かつウイルス量の多い方が大半を占めています。これらの方々は2型に比べて治療に抵抗性で難治性C型肝炎と言われています。

C型肝炎の治療薬であるインターフェロン(IFN)が認可され既に20年余が経過しました。当初難治性の方は約5%の治癒率でしがその後IFNとの併用薬の開発や治療期間の延長により、約半数の方が治癒可能になりました。

昨年12月にテラプレビルという新たな内服薬が開発され、IFNとの併用治療により、約80%の方が治癒可能になりました。しかも治療期間は半年間(テラプレビル内服は3カ月間)と従来の1/2~1/3で済みます。テラプレビルを飲むと特有のかゆみ、湿疹等が出ることがありますが、薬の減量や皮膚科との連携により治療継続可能です。

当院も本年2月から数少ない実施施設と認定され治療を行っています。これまでの治療で治らなかった方も諦めずに是非この治療でC型肝炎を完治させましょう。

消化器内科 医師 池田 誉

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