読みもの

病気のお話し

思いがけない「不慮の」事故による重い後遺症、死亡事故は、人生を一変させてしまいます。救急医療体制があったとしてもできることは限られています。一番大事なことは、事故を未然に防ぐことだと思います。

ここ10年、年間の事故による死亡数は約3万8千人程度で推移しています。交通事故によるものは約半分に減少していますが、その分、窒息、転倒・転落、溺死が増加傾向にあり、トータルとしては変化していません(半数以上が家庭内での事故)

家庭内の事故は幼児、および高齢者に多いという特徴があります。予防方法は①幼児からは目を離さない。幼児の回りにタバコなど危険な物を置かない。②高齢者対策として転倒・転落の予防(段差をなくす。足元を明るく、つまづきそうなものを置かない。屋根や脚立での作業は一人ではやらない)③浴室対策(手すりを置く。温度差を少なく)④窒息の予防(よく噛んで、餅などは小さく切って、慌てさせない)等があります。

最後に夏といえば水難事故。静岡は全国ワースト3の発生件数です(平成21年に静岡県内で73件発生し、死者は33名)。
「今そこにある危機」、常に念頭においておきましょう。

救急センター 科長 山崎 將典

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