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病気のお話し

肺炎球菌の予防接種が新しく始まります。肺炎球菌は、子ども の細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、中耳炎などの主要な原因菌の一つです。世界では、重症の肺炎球菌感染症により、毎年約百万人の乳幼児が死亡しています。国内においても、肺炎球菌は、インフルエンザ菌とならび小児期の重症感染症のおもな原因菌です。

このワクチンは、小児において重症の肺炎球菌感染症を引き起こすことが多い7つの血清型を選んでワクチン化したものです。このワクチンを小児期の定期接種ワクチンとして導入した米国では、導入前と比較し、5歳未満の肺炎球菌感染症が98%減少したことが報告されました。

ワクチンの対象者は、生後2か月以上9歳以下の乳幼児、小児です。標準的な接種回数は、初回免疫が3回で追加免疫が1回の合計4回になります(開始年齢により接種回数は異なります)。費用は全額自己負担で実施施設により異なります。

既に接種が始まっているインフルエンザ菌の予防接種と一緒に受けることをお勧めします。詳しいことをお知りになりたい方は、かかりつけの小児科の先生か当院小児科外来までお問い合わせください。

小児科科長 上牧 務

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