読みもの

病気のお話し

インフルエンザは流行性感冒(流感)とも呼ばれる有名な病気の一つですが、しばしば風邪と混同されます。風邪は、鼻汁、くしゃみ、のどの痛み、咳、痰などの症状が中心となり、3~4日程度で改善の傾向が見られます。一方、インフルエンザは高熱・頭痛・全身の倦怠感・筋関節痛などが突然現われ、咳・鼻汁などがこれに続き、約1週間で軽快するのが典型的です。

また、風邪に比べて全身症状が強く、脳症や肺炎の合併などにより重篤な転帰をとることがあります。我が国で1919-1920年の冬に流行したスペインかぜの場合、罹患者は2,300 万人、死者は38万人に及んだといわれています。

非常に感染力の強い感染症ですが、その予防にはマスクの着用やうがい・手洗いの励行やワクチン接種が挙げられます。ワクチンは接種してから効果が出るまで数週間かかるといわれており、接種時期としては10月後半から11月ごろが適当と考えられます。

高齢者などに対し公費助成が行われていますので、予防接種に関する詳細については医療機関にご相談ください。

呼吸器内科 診療部長 増田昌文

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