読みもの

病気のお話し

クリニカル・パスとは入院から退院までの過程を明確に示す治療計画書のことで、現在多くの病院で導入されており、それに従って患者さんの治療が行われています。入院時に1枚のクリニカル・パスが手渡され、患者・医療者がこれから行われる治療工程を共有することにより、同じ地図を見ながら退院というゴールを目指すのです。

これまでは自分の体を病院に預けているのにもかかわらず、3日後の予定も分からないといった状態でした。しかしクリニカル・パスの導入によって、患者さんは自分がその日にどんな検査があり、いつ手術をし、いつ頃に退院できるかということが一目でわかるようになりました。それによって、入院生活の不安を解消できることになります。医療スタッフにとっても、どのような医療行為をいつ、誰が行うのか、患者さんへの説明はどのようにするのかということが明確になるので、チームとしての医療サービスをスムーズに提供できるようになります。

患者さんにとって、安心できて分かりやすい医療が受けられるように病院も変化しつつあるのです。

外科診療科長 松田巌

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