読みもの

病気のお話し

排尿の状態を客観的に判断できる尿流量測定検査の事をご存知でしょうか?
 男性なら小学生ぐらいまでは、友達と「飛ばしっこ」などで他人と比較も出来たでしょう。ところが、排尿の異常が見られるような年齢になる中年以降では、知らず知らずの内に病気が進行しているのに気づかない方が多いのです。

排尿に異常を来す病気としては、男性で(1)前立腺肥大症(2)前立腺癌(3)神経因性膀胱(4)過活動膀胱(5)尿道狭窄等があり、女性でも(1)膀胱炎(2)神経因性膀胱(3)過活動膀胱(4)尿失禁等多く見られます。特に前立腺の病気は最近増加しており、また過活動膀胱は今後急激に増加するであろうと言われています。

尿流量測定検査とは、いたって簡単な検査なのです。オシッコがしたくなったら機械に向かってオシッコをするだけ。これで、尿の最大の勢い・平均の尿の勢い・排尿量を測定し判定します。今までは診察室内でしか行えず「緊張して普段通りの排尿が出来ない。」方もいらっしゃいましたが、この度、当院では通常の便器に設置され、御自分で測定できる自動尿流量測定器を導入しました。これにより緊張せず普段通りに検査が行えます。意外と排尿状態が良くない状態に慣れて、気付かない方が多く見られます。

自動血圧計で血圧を測る様に、是非一度、御自分の排尿の状態を検査してみてください。病気が判れば治療で快適な排尿を取り戻せます。

泌尿器科診療科長 稲土 博右

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