読みもの

病気のお話し

漢方医学の考え方は、中庸、つまり機能面で多過ぎたり少な過ぎたり偏っているところを中央に戻すことに特長があります。「太り過ぎも痩せ過ぎもいけない、ほどほどが良い」がすべての面に当てはまります。また、「補う」という考え方が西洋医学にはない点です。よく風邪をひく人が弱点を補強しておくとひきにくくなったり、冷えや疲れを自覚しやすい人は、だんだん良くなっているのに気づきます。そこから「未病を治す」ことができるのも漢方薬の特長です。

未だ病気とはいえない、検査では何も問題はないと言われても自分としてはつらい時、漢方ではそのつらい症状に焦点をあて、それを切り口にして全体のバランスを整えていくため、治療法がないということはありえません。個人によって弱点は違うので、「同病異治」つまり同じ病でも治療法は異なり、また「異病同治」異なる病にも同じ治療薬を使います。「風邪に葛根湯」は体の弱いお年寄りには使いませんし、逆に、肩こりやぎっくり腰の時に使うこともあります。

当院では、毎週金曜日の午後一時から三時半の受付で、二階皮膚科外来にて漢方外来を開いています。予約もなく紹介状なしでも構いませんが、主治医の依頼状があると経緯がわかりやすいです。薬は、保険適応の顆粒状の飲み薬を使います。

皮膚科漢方外来 松本 博子

PAGE TOP