読みもの

病気のお話し

 梅雨明けからすっかり暑くなりました。夏の行楽と言えばやはりバーベキューですね。しかし、毎年この時期になると、バーベキューの後に追おう吐、下痢を発症して受診される方が多くいらっしゃいます。
 生の牛肉や鶏肉には、カンピロバクターという菌がおり、生きたまま人間の体内に入ることで、食中毒を引き起こします。カンピロバクターは、約60度の温度で1分間加熱することで、ほとんどが死滅します。しかし、強い火でお肉を焼くと、表面は食べ頃に見えても、中は生焼け、ということがよくあります。焦らず、中まで火が通っていることを確認してから食べましょう。また、生肉を扱う器具と焼けたお肉を取り分ける器具は分けて使う、食材は焼く直前までクーラーボックス等で保冷しておく、という点も重要です。
 おにぎりを持参する方もいらっしゃいますが、素手で握ったおにぎりには黄色ブドウ球菌が付着していることがあります。素手で握らず、ラップなどに包んで握るようにしましょう。以上の点に注意して、楽しいバーベキューライフをお過ごしください。

消化器内科 伊藤 達弘

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