原因不明の歯や顔の痛みの診断と治療を行う特殊外来です。口腔顔面痛学は1990年代に米国で発展し、今世紀に入って日本に普及し始めた歯科の新しい分野です。当外来は全国にさきがけて設置され、日本では数少ない米国口腔顔面痛学会認定医が診療にあたり、全国のセンター的施設となっています。また、難治性疼痛には心理的要因がかかわっていることが多いため、午後2:30からは慢性疼痛の薬物療法を専門とする精神科医(山田和男医師)が同席するリエゾン外来を行っています。
口腔顔面痛外来で扱う疾患
歯に持続性のじんじん・じわじわする痛みが生じており、治療を繰り返しても全く痛みがとれない。舌の先端や縁のところ、また口の中全体にヒリヒリする痛みが生じているなど、いずれも「原因不明」とされてきた代表的な口腔顔面痛疾患です。脳のセロトニンやノルアドレナリンという物質が不足して生じている痛みで、薬物療法がよく効きます。
数分から3時間ほど続く激烈な顔面痛発作を起こす疾患です。「頭痛」とはいっても、痛むのは目を中心とした顔面です。命に別状はありませんが、うずくまって動けなくなるほどの非常に激しい痛みです。種類があり、それぞれに治療法が異なりますから、まずは正確な診断を行うことが重要です。
顔面やのどの奥、耳の奥深くに、瞬間的(数秒間)に強烈な痛みが生じる神経痛です。三叉神経痛は、歯の痛みと感じられることが多いため、歯痛との鑑別が難しいこともあります。
あまり知られていませんが、うつ病や身体表現性障害とよばれる精神疾患で顔面痛が生じることが少なくありません。原因は脳の中で痛みの感じ方が変わってしまうためで、「気の持ちよう」では治りません。当科リエゾン外来で、精神科医と口腔顔面痛専門医が連携して診断と治療に当たります。
詳細については、以下のHPの「患者さんページ」→「簡易診断」をご参照ください。
http://orofacialpain.info/
