年が明けても暖かい日が続いていましたが、2月に入って急に寒くなってきましたね。
皆さん体調を崩されていませんか?
生活習慣病について書き始めた10月から5ヵ月間、何とか続いている昼休みのジョギングも最近寒さが身にしみます。
それはそうと、先月(2月)このコラムの更新が出来ませんでした。ホームページ開設当初から続けてきたのにとうとう1ヶ月サボってしまいました。
途中まで出来ていたのですが、取り上げた話題が思いのほか奥が深い事に気づき何処まで書いたら良いのか悩み続け期限が過ぎてしまいました。
年度末と言う事で忙しかったのもありますが、本当にすみませんでした。
今月についても、予定した内容のものではありません。多分1回では終わらないと思いますので新年度から心機一転して始めたいと思います。そんなこと言って本当はまだ出来ていなかったりして。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな訳で今月のお話は医療を取り巻く最近の話題についてお話したいと思います。
今回の不況はいったいいつまで続くのでしょうか?政府が発表する毎月の経済状況も「やや上向き」とか、ややがとれて「上向き」だけだったりそんな言葉の繰り返しです。
景気状態を見るのに良く使われる住宅着工戸数も増えたり減ったりですよね。景気対策が緊急課題としてきた小渕内閣も最近は別の言葉が良く聞かれ、景気対策と言う言葉が紙面に登場する機会も
少なくなり今の状況は不況ではなくこれが普通の状態なのだと言う人まで現れています。
さてこの長引く不況(?)が、医療の世界をも変えようとしています。
医療保険改革、医療費の削減と言う言葉はいつ頃から言われ始めてきたのでしょう。数十年まえ、検査づけ、薬づけの医療が問題になった事があります。まだ私が学生だったころだと思いますが
そのころから、検査の保険点数(過去のお話で説明しています)が下がり始めました。
そして高年齢化社会に対する不安が叫ばれ出し医療費の削減が本格化し、介護保険を始めとする医療と介護の分割へと進んできました。その過程の中で不況というものが与えた影響は大きいと思います。
保険点数の削減が始まりだしたころは、勿論財政に対する配慮もありましたが主体は患者さんにありました。高齢化社会を迎えるにあたっての対策を検討し始めている時もそうだったと思います。
しかし不況が深刻化し始めたころから、今まで主人公だった患者さんが経済効率という言葉に置き換わってしまったように思えます。言い方が不適切かも知れませんが、医療が商品になってしまったのです。
最近ある学会に出席したところ、会場にいらしていた先生方がこうぼやいていらっしゃいました。
「近頃学会では金勘定に詳しいヤツラがはばきかせるようになってきて、今まで聞いたことも無い名前を良く聞くよな」と・・・。話していた言葉通りに書きましたので汚い言い方ですみませんが、ここで注目して頂きたいのは、会話の後半部分「今までに聞いたことの無い名前を良く聞くよな」と言うところです。今までと言うのは、《病院経営》と言った内容が学会で発表される事の少なかった時で医師本来の使命である医療についての発表が大部分だったころのを言うのだと思いますが、と言う事は、現在はばをきかせている先生方は‘金勘定だけに詳しい‘と言う事になりませんか?
確かに現在の経済状態では経営に対する知識は大事だと思います。
しかし、医療技術者に与えられた使命は患者さんの為の医療技術の向上です。かと言って採算を度外視した医療は、勿論お金の無駄です。これが商品なら消費者は買わないでいれば淘汰されていくと思うのですが、医療となれば淘汰されていく病院に通院している患者さんはたまりません。
ですから医療に関する政策も、経済効率だけに偏るのではなく医療水準を上げながら医療費も削減出来るように、またそれが患者さんに見える病院経営ができるように導いていって欲しいものです。(言うのは簡単なのですが・・・。)
つなぎの意味で書いた今回のお話でしたが毎度のごとく話が大きくなってしまいましたのでこの辺で終わりにしたいと思います。また機会があれば続きを書きたいと思いますが、次回からは新年度ですので心機一転「新世紀の医療」と題して遺伝子のお話をしたいと思います。
このコーナーに関してのご意見をお待ちしていますので、御気軽にメールをお送り下さい。
P.S
昼休みのジョギングだけでは面白くないと思い、駿府マラソンに出場してしまいました。
10Kmの部にエントリーしたのですが雨上がりの道を気持ち良く走る事が出来、大変充実した1日を過ごすことが出来ましたよ。(記録は二の次です。)
