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過去のおはなし

 

生活習慣病について(2)

 

前回は生活習慣病とは何かと言う総論的なお話をしてきました。2回目の今回は、生活習慣病を提案した 背景についてと、問題となる生活習慣要因についてお話したいと思います。
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前回のお話で、生活習慣病が提案された理由を堅苦しい言い方で説明しましたが、分かりやすく言い直すとまず第一の目的は生活習慣が疾病の発病に対していかに重要であるかを分かって頂く事です。 そしてみなさんが身体の健康に対し自発的に行動していく意欲を掻き立てることです。 第二番目としましては、自発的に始めた生活習慣の改善に対する努力を社会全体で支援する体制を整備するのが目的です。 医療と言うものは当然の事ながら治療を中心に発達してきました。 その後「成人病」と言う言葉と共に二次予防(地域や職場での検診)に重点をおいた対策が講じられ、これにより、早期発見・早期治療が治療には効果的で あるという考えが浸透し国民の検診受診率を上げると共に、一部のがんでの死亡率を下げることもできました。 しかし、これからの高齢化社会を考えた場合、これらの病気が増えていくことは確実ですですので、二次予防よ り前の段階つまり、いかにして病気かからないようにするのか(一次予防)と言うことに重点をおきはじめたのです。 さて、生活習慣が病気の発症と深くかかわっていると再三書いてきましたが、具体的にどのような要因があるのかをお話しましょう。 健康的な生活習慣については、すでに30年程前、米国のカリフォルニア大学のBreslow(ブレスロー)教授が、次の7つを提唱しています。 【1】適正な睡眠時間 【2】朝食を毎日食べる 【3】適正体重を維持する 【4】間食をしない 【5】喫煙しない 【6】過度の飲酒をしない 【7】定期的に運動をする 以上の7項目ですが、別にこれと言って目新しい内容はありません。 ですので、「まあいいか」と言って見過ごしていることありませんか。 今一度我が身を振り返ってみてください!! まずは食生活です。 朝食を取り、規則正しい食生活を送るのはもちろんですが、肉食中心の食事に変わりつつある現在、動物性脂肪の取り過ぎによる肥満が問題となっています。 肥満は高血圧症や心臓病、動脈硬化、糖尿病、高脂血漿などの発症と密接なかかわりがあります。 また、食物繊維の不足から大腸がんにかかりやすくなるとも言われています。さらに塩分のとりすぎも高血圧症を起こしやすいです。 次に運動や休養に関しても、労働自体が機械化により軽減され椅子に座っての仕事が増え身体を動かす時間は極端に減っている。また、仕事以外でもパソコンやテレビゲームといったおよそ運動とは縁のない生活に慣れ親しみ、生活環境では空調の完備した会社や家での生活で体温の調節機能や体力・筋力の低下は免れない状況です。 休養にいたっては、最近の傾向として夜型に移行しつつあり、十分な休養が取れているとは思えません。 どうですか?自分に当てはまる個所がいくつありましたか。こうやって書いている私も食生活以外は全て当てはまるような気がして、定期的な運動を始めようと思いました。 皆さんも考えてみてください。 しかしこうやって具体的に生活習慣要因を挙げてみると、前回ご紹介した「41歳寿命説」の著者が指摘している要因と怖いくらい一致していますよね。 皆さん今一度生活習慣をみなおしてみましょう!! 今回のお話はこれでおしましです。 次回は具体的に幾つかの疾患を取り上げて、生活習慣との関係をお話したいと思います。

 

 

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