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過去のおはなし

 

生活習慣病について(1)

 

前回は3回に分けて、「賢い病院選び」と題してお話してきました。
書きはじめに思い描いていた内容には程遠いものになってしまい、少し残念でしたがこの話題に関しては 今後新しい動きがあり次第取り上げていきたいと思っています。
市民の皆様も、ご意見ご質問などありましたらお気軽にメールにてお寄せ下さい。
以前にも書きましたが、インターネット最大の利点は相互通信つまり意見のやり取りにあります。
日ごろ余り患者さんとのふれあいのない私たち検査技師にとって皆様からのご意見は大変貴重です、 たくさんのメールをお待ちしています。
さて今回のおはなしですが、今盛んに新聞や雑誌などで取り上げられている「生活習慣病」についてです
(1)となっているようにとても1回ではお話できないので、何回かに分けて書いていこうと思います。
※今までのおはなしをお読みになりたい方は、メニューの過去のお話をクリックしてください。
 4月からのお話を読むことが出来ます。

 

 

日本の平均寿命は皆さんがご存知の通り年々伸びてきています。 しかしこの数値の裏には乳幼児の 死亡率が低下してきていることや、医療の進歩より生命の維持管理技術が画期的に進んだことが平均寿 命を押し上げている原因と指摘する声があるのも事実です。
今から十年ほど前になると思いますが、[41歳寿命説]という本が出版されたのをご記憶の方も多いと思い ます。 内容は題名にあるように「昭和34年以降に生まれた人の平均寿命は41歳になる」というもので 原因としては、飽食、科学物質に汚染された食物の摂取、肉食を中心とした欧米型への食事などの 食生活の変化や機械化の発達により労働が軽減されることによる体力 抵抗力の低下に加え深刻な 環境汚染などを上げています。
本の出版から十年近く経った現在、最初に書いた通り平均寿命は延びてきています。 しかし著者が 言っている昭和34年以降に生まれた人の平均寿命がどう変化しているかを示す資料は見つかりません でした。 著者には是非現状の調査をして頂きたいと思います。
話が横道にそれたので元に戻しますと、日本の平均寿命が伸びているかたわら気になる資料を見つけ ました。 それは厚生省が行っている主な疾病の外来受療率統計でしてそれを見ますと、高血圧症 糖尿病 心臓病 脳卒中 精神障害などの疾病で通院する人は年々増えていて特に高血圧症、糖尿病 精神障害の三つは急激に増加しています。
平均寿命が延びているにもかかわらず、病院の受診率は増えている。 この一見すると矛盾している 現象は何を表しているのでしょうか?寿命は延びているけど、健康でいられる時間が延びている訳では ない・・・? この件に関しても今後お話できればと思います。
さて今回のテーマである「生活習慣病」ですが、私たちが病気になる要因として病原体・有害物質・ストレス などの外部環境要因、遺伝子異常・加齢などの遺伝要因のほかに、食生活・運動・喫煙・飲酒・休養など の生活習慣要因が関与していることが明らかになりつつあります。 そこで、国民に生活習慣の重要性を 分かってもらい、健康に対する自発性を促し、生涯を通じた生活習慣の改善への個人の努力を社会全体 で支援する体制を整備する為、生活習慣が病気の発症・進行に関与する疾患郡を生活習慣病と呼ぼうと 国の公衆衛生審議会で提案されました。
皆さんは「成人病」と言う言葉は聞かれたことがあるのではないでしょうか。 脳卒中、がんなどの悪性腫瘍 心臓病など40歳前後から急に死亡率が高くなりしかも全死因の中でも上位を占め、40~60歳位の働き盛りに多い疾患郡のことですがこの成人病も生活習慣病に含まれます。その他に糖尿病、肥満など といった疾患もそうです。
先ほどから言っている生活習慣要因ですが、お話の最初に紹介した[41歳寿命説]に記載されている要因 と、何処かにていませんか。 ちょっとぞくっとしたのは私だけではないと思います。
今まで、分かっていたけど「まあいいか」と見過ごしてきた部分これからは考えてみてください。
 今回のお話はこれで終わりです。 次回はもうチョット突っ込んだ内容にしたいと思います。

 

 

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