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過去のおはなし

 

検査結果の病院較差について

 

前回のお話は、第一回目ということもあり少しはりきりすぎて内容が濃くなってしまいました。
今回は少し軽めにしたいと思いますが、元来欲張りな性格なので書いているうちにあれもこれも になってしまい、また濃いものになってしまったらすみません。これに懲りず、これからもこのホームページにアクセスしてくださることを、祈るばかりです。
それでは今回のお話をはじめましょう。
その前に、前回のお話をご覧になってない方はメニューの【過去のおはなし】をクリックして 【今月のお話】の file No1 をクリックしてみてください。
また横道にそれてしまいましたね、今度は本当にスタートです。

 


前回のお話のなかで、健康な時の測定値を知るために行った検診の結果が、いざ病気になって 病院を受診されたときに利用されないことがある。
といったような内容の文が有ったのを覚えているでしょうか。
その時は深く触れなかったのですが、今回はそのことについてお話しましょう。
せっかくこまめに受けた検診ですから、その時の健康状態を見るだけでなく、 調子が悪いときにも利用してもらい、病気の早期発見につなげたいものなのですが それができないケースとして主に2つ場合が考えられます。
1 つ目は、検診の結果を病院に持っていかないときです。
せっかく受けている検診の結果も、家の中で埋もれていたのでは効果は半減です。
身体の不調を感じて受診されるときは、検診などの結果を持っていって担当の先生に見てもらいましょう。
その際、病院においてきても良い様にコピーを持っていくことをお勧めします。
2つ目は今お話したことと相反してしまうのですが、こちらの場合のほうが少し厄介です。
せっかく検診の結果を持っていっても、検査を行った場所が違うと先生がかえって混乱してしまうことがあります。
それは、Aという診療所でおこなった血糖の検査結果とBという病院でおこなった血糖の検査が、同じ日の同じ時刻に採血し測定したとしても返ってくる結果が違う場合があるからです。
今回例に挙げた血糖は名前に聞き覚えが有るだろうからという理由で使いましたが、このように結果が違ってしまう 検査項目はほかにも考えられます。つまりこれが前回言葉だけにとどめた病院較差なのです。
原因は色々あります。検査をする測定機の違い、使っている試薬の違い、採用している単位の違いなどさまざまです。
今までに色々な方法で病院較差を無くすための努力をしてきましたが、まだまだ十分とは言えません。
患者さんから「だったらどうすればいいんだ」との声がきこえてきそうですが、いま良く言われている かかりつけ医制度もその対応策です。
あちらこちらの病院にかからず、かかりつけの病院を作れば普段の調子を含めた現状を見てもらえると思います。
また検診を受けているところに受診するというのもひとつの方法だと思います。
私たち検査技師もこのような状態を患者さんに頼ることで回避するのではなく、今まで以上の努力をしていきます。
けれど現状はこうであるとういことを市民の皆さんに知ってもらいたく今回取り上げることにしました。
今は患者さんが病院を選ぶことのできる時代です。しかし選ぶために必要な、知識や情報が しっかりと伝わっていないと思います。今後このページではそう言った内容についてもお伝えできればと考えています。
これで今月のお話はおしまいです。

 

 

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