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耳鼻咽喉科

  スタッフと専門領域

職名 氏名 出身大学 医師免許 学会専門医・資格等
医長 深谷和正 浜松医科大学 平成13年 ・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・日本耳鼻咽喉科補聴器相談医
・騒音性難聴担当医

職名 氏名 出身大学 医師免許 学会専門医・資格等
医師 川崎泰士 徳島大学 平成15年  

付記 日本耳鼻咽喉科学会認定研修施設

外来表
    深谷 :月・金
    川ア :月・火・水・金


  耳鼻咽喉科紹介
 “耳鼻科というと中耳炎や花粉症が対象なのかな?”と言った一般的イメージです。その通り当科を受診される患者様には中耳炎や花粉症で外来通院して頂く方が多くいらっしゃいます。でも、その他にも“のどが痛くて食べられない(急性扁桃炎)”といった症状や“急に聞こえが悪くなった(突発性難聴)”という症状ですぐに入院して頂かなければならない方や、“くびに腫れ物ができた(甲状腺や咽喉頭の腫瘍)”とのことで、精密検査を行った後に手術などの専門的治療をさせて頂く方もいらっしゃいます。当科ではこれから耳・鼻・のど(咽頭・喉頭・頸部)領域全般の疾患を専門的に治療させて頂いております。

  当科の対象領域である口腔・咽頭・喉頭は運動器官として、“かむ(咀嚼)”、“のむ(嚥下)”、 “息をすう・はく(呼吸)”、“しゃべる(発声・構音)”といった機能に深く関わって働いております。一方、耳・鼻・舌には感覚器官が存在し、“きこえ(聴覚)”、“バランス(平衡感覚)”、“におい(嗅覚)”、“あじ(味覚)”などに関わっております。このように耳鼻科の対象領域には、まず生きていくために大切な機能もあると同時により良く生きるということ(“生活の質”)に関係する機能があり、他の科と比較して特徴的です。この他にもくびには腺組織である唾液腺(耳下腺、顎下腺など)や甲状腺が存在して唾液やホルモンを分泌していて、食事や全身の状態など我々の日々の生活に深く関わっております。
  特殊な治療として片側顔面けいれんや眼瞼けいれんに対し、ボツリヌストキン製剤を使用した治療も行っております。



 以下は耳鼻咽喉科が主に対象とする疾患です。

1.耳領域
先天性耳瘻孔、耳垢栓塞、外耳道炎、急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎(鼓膜穿孔、化膿性中耳炎、真珠腫性中耳炎、など)、中耳炎術後症、伝音難聴(耳小骨奇形、固着など)、急性の感音難聴(突発性難聴、低音障害型感音難聴、音響外傷、薬剤性難聴など)、慢性または変動・進行性感音難聴(聴神経腫瘍、老人性難聴、騒音性難聴、特発性難聴など)、メニエール病、良性発作性頭位眩暈症(BPPV)、前庭神経炎、遅発性内リンパ水腫、椎骨脳底動脈循環障害など

2.鼻領域
慢性副鼻腔炎、術後性副鼻腔嚢胞、鼻副鼻腔乳頭腫をはじめとする鼻・副鼻腔腫瘍、アレルギー性鼻炎、鼻中隔彎曲症、肥厚性鼻炎、鼻骨骨折・吹き抜け骨折などの外傷、嗅覚障害など

3.顔面・口腔領域
顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群、外傷性顔面神経麻痺、聴神経腫瘍に伴う顔面神経麻痺など)、顔面けいれん、眼瞼けいれん、唾石症、味覚障害、唾液分泌障害、構音障害、舌炎、舌腫瘍、耳下腺炎、顎下腺炎、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、舌・口腔腫瘍など

4.咽喉頭領域
急性・慢性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、アデノイド増殖症、急性咽喉頭炎、咽後膿瘍、咽頭腫瘍、いびき、睡眠時無呼吸症候群、声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯、声帯溝症、反回神経麻痺、声帯萎縮、発声障害(痙攣性発声障害、変声障害等)、喉頭腫瘍、喉頭肉芽腫、喉頭白板症、喉頭外傷、咽喉頭異常感症、嚥下障害など

5.頸部、気管領域
頚部外傷、頚部食道癌、頚部リンパ節腫脹、亜急性甲状腺炎、甲状腺腫瘍、気管狭窄など



 これら疾患に以下の検査を施行して、病気の精密検査、治療、経過観察を行っております。

1.血液検査
一般血算、生化学、ホルモン、腫瘍マーカー、ウイルス抗体価、アレルギー反応など

2.画像検査
X線検査、超音波検査、CT、MRI検査、放射性同位元素による検査など

3.組織検査
穿刺吸引細胞診、組織生検

4.耳領域
聴力検査、語音聴力検査、聴性脳幹反応(ABR)、インピーダンスオージオメトリー、眼振検査、起立検査、ENG検査、温度刺激検査、パッチテスト、外耳道中耳ファイバースコープなど

5.鼻領域
上顎洞穿刺、鼻腔ファイバースコープ、嗅覚検査など

6.顔面、口腔領域
味覚検査、唾液腺造影など

7.咽喉頭領域
内視鏡による嚥下機能検査、X線透視検査、睡眠時無呼吸検査(終夜ポリソムノグラフ)、咽喉頭ファイバースコープ、下咽頭ファイバースコープ、処置用ファイバースコープ、喉頭ストロボスコープなど



  我々の行う治療には大きく分けて、お薬の内服や点滴で加療する内科的治療から、手術を行う外科的治療があります。病気によっては他科と連携して放射線による治療や心理的な治療まで幅広く行っております。外科的治療にはいわゆる扁桃炎や蓄膿症の手術で病変部の摘出や障害部位の状態改善目的で施行するものがある他、聴力改善手術、しわがれ声の改善の手術、嚥下の改善手術など直接的に生活の質をより良く向上させるための手術があります。

 手術は毎週火、木曜の午後に行っております。当院手術室は、鼻用内視鏡やラリンゴマイクロ機器の他、マイクロデブリッダー、手術用顕微鏡、炭酸ガスレーザー、コブレーターなど、耳鼻咽喉科専用の最新の医療機器が充実しております。平成17年度の1年間の手術件数は195件と例年200例程度です。最近の主な術式は、口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術、鼓膜チューブ留置術、鼓膜形成術、鼓室形成術、鐙骨手術、内視鏡下鼻内副鼻腔手術、鼻中隔矯正術、下甲介切除術、下甲介レーザー焼灼術、骨折整復術、鼻腔腫瘍摘出術、口内法唾石摘出術、気管切開術、顎下腺腫瘍手術、耳下腺腫瘍手術(浅様・深様) 甲状腺腫瘍手術、頸部郭清術、正中径嚢胞摘出術、舌腫瘍手術、炭酸ガスレーザーによる腫瘍切除術、喉頭顕微鏡手術、深頸部膿瘍切開排膿術などです。

  当科の一般外来は月・水・金の午前中に行っており、午後は予約外来、手術、検査となっております。

  実際の医療現場では時に治療方針決定に難渋する疾患にもしばしば遭遇することもあり、月一回静岡市立静岡病院、静岡済生会病院または静岡赤十字病院等で合同カンファレンスを行い情報交換の上、医療の質の向上に努めております。また御開業の先生方との意見交換の場として病診連携会などにも参加し密接な連携を図っております。当科では近隣の多くの医療機関から、精密検査や緊急入院、手術的治療を目的とした患者様を多数紹介頂いている一方、患者様の状態や御希望に応じ、大学病院やがんセンターなどへも治療目的、セカンドオピニオン目的で御紹介を致しております。

  以上、当科では“高度な医療を身近に提供する”を目標にしており、総合病院耳鼻咽喉科で必要と思われる設備はほぼ完備しております。耳、鼻、のどなどの分野で困った時や心配な時は是非一度受診下さい。また、なるべく待ち時間を短縮するよう外来スタッフ一同努力しておりますが、予約時間にいらしても待ち時間が長くなってしまうことがあります。必要により救急患者や、他の医療機関からの紹介患者を優先させて頂くことがありますが何卒ご容赦御の程宜しくお願い致します。


 

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