今回は、小児科で開いている2つの特殊外来についてご紹介します。
ひとつは、卒煙外来(子どもの禁煙外来)です。子どもの喫煙率は年々上昇し、喫煙経験者は中学1年で20%、高校3年生では55%にも達しています。
未成年者の喫煙はなぜいけないのでしょう?喫煙開始年齢が低いほど心筋梗塞や癌で若年死する率が著しく上昇し、さらに低年齢ほど短期間でニコチン依存状態になって禁煙が困難になります。
このような理由から、小児にこそ禁煙治療が必要です。卒煙外来では子どもから喫煙の状況を聞きだし、タバコの害について教え、ニコチンパッチを使った具体的な禁煙方法を指導します。
ふたつめは、発達相談外来です。幼稚園や学校で、落ち着きがなくて困る、他の子どもとうまく遊べない、先生の指示が入らない、できることとできないことの差がある等で、お悩みの方はいらっしゃいませんか?
これらのお子様の中には、脳に微細な障害があるために起こる病気(学習障害、注意欠陥多動性障害、自閉症など)が隠れていることがあります。乳幼児期には症状がはっきりせず、幼稚園年長や学校に通うようになって、初めて気がつかれることが多いようです。
これらの病気が疑われる場合は、周囲が適切に対応していくことが大切です。発達相談外来では、気になるお子様の相談に応じています。
どちらの外来も予約制です。まずは小児科外来窓口にお問い合わせ下さい。
小児科診療技監 保科 めぐみ
