最新の良薬をいち早く患者さんのもとへ 新しい薬が誕生するには
皆さんは薬がどのようにしてできるのかご存知ですか?
新薬の開発にはいろいろな過程があります。製薬会社では病気の治療に効果がありそうな「くすりの候補」が見つかると、まず化学実験や動物実験を行い、有効性と安全性を確認します。
このくすりの候補について「医薬品」として国の承認を得る為に、患者さんに協力していただいて、人への効果や安全性、使用方法などを確認するための臨床試験を行います。この臨床試験を「治験」といいます。治験は、患者さんが安心して参加していただけるよう安全と人権に最大限の配慮をした法律に基づいて行われます。
例えば、治験の実施の前には充分な説明をして、患者さんの同意を得ます。心配な事、不明な事についても気軽に相談していただけますし、治験の参加を途中でやめることもできます。患者さんの貢献が「新しい薬の開発」を支えています。病院を受診された時に医師から、治験に参加していただけるか聞かれた時はちょっと耳を傾けてください。こうして集められたデータを基に国で審査され、承認された薬は病気に苦しむ人々のもとに届きます。
静岡県では、世界一の健康長寿県・活力あふれる豊かな健康社会の実現を目指し、ファルマバレー構想事業を行っています。
その中の一つに静岡県治験ネットワークがあり、より効率的かつ信頼性の高い治験を行うために構築され、当院を含め県内28病院が参加しています。
治験管理室副技師長 谷 法子
